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象を冷蔵庫に入れる方法

  • 2010-06-15 (火)

アメリカンジョーク。それは、「そういえばこんな話がある」から始まるアメリカンホームパーティーのマストイベント。「何か面白いこと言ってよ」という日本人にとっては無茶振りとしか思えない高いハードルを平然と乗り越えていくアメリカ人のハートの強さには感嘆せざるをえません。

それはさておき、その古典ジョークの中に「象を冷蔵庫に入れる方法」という有名な題目があります。

問: 象を冷蔵庫の中に入れる方法を述べなさい。


答え:

1. 冷蔵庫のふたを開ける
2. 象を冷蔵庫に入れる
3. 冷蔵庫のふたを閉じる

以上


おそらくアメリカの親類縁者たちは手を叩いて大爆笑なのでしょうが、僕ははじめて聞いたとき、正直、きょとん、でしたね。巨大な豚。その名もキョトン。日本で言うところの「道路を渡るときはどうして右を見てから、左を見るのですか - 答え: 両方同時には見れないから」にあたる、いわゆるナンセンスなぞなぞ、ってことなんでしょうが、あまりにシュールすぎて笑えばいいのか、納得すればいいのか、怒り狂えばいいのか感情の持って行き場に困ります。ただ、脳みその変な部分をくすぐられている感じはあって、不思議に記憶に残ってはいました。

このなぞなぞがストンと分かった気がしたのは最近のこと。

4月27日のTwitterより

村上春樹の本に「複雑なディティールを持った単純なシステム」という言葉がでてきた。とてもしっくりする言葉。得てして人はいい加減なディティールを持った複雑なシステムを作ってしまうもの。パフォーマンスもしかり。

象を冷蔵庫に入れると聞いて、僕らの頭が真っ先に向かってしまうのは象と冷蔵庫のサイズの問題。そのアンバランスさを解決するためにはどのくらいの大きさの冷蔵庫が必要で、それをどうやって調達すればいいのか。あるいは象をどうやって中におびき寄せればいいのか。あるいは象は生きたままいれるのか、殺してもいいのか、などと細かな条件に拘泥して右往左往。でもこのなぞなぞのが教えてくれるのは、そういったものはすべてディティールに過ぎないじゃないかってこと。システムに目を向けてごらん。冷蔵庫に入れるのがマヨネーズであろうが象であろうが、それを実現するのに必要なのは極めてシンプルな3つの工程でしょ。

これは人の思考についてのとても大切な暗示を含んでいるなと思えます。僕らはとかく物事をディティールから見ようとし、システムを見ることを忘れてしまう。

ちなみにこのなぞなぞには続きがあります。

問: キリンを冷蔵庫の中に入れる方法を述べなさい。


答え:

1. 冷蔵庫のふたを開ける
2. 象を冷蔵庫から出す
3. キリンを冷蔵庫に入れる
4. 冷蔵庫のふたを閉じる

以上

Comments:2

Domino 2010-06-15 (火) 17:19

初めてコメントさせていただきます。

2問目のキリンの問題も古典ですが、別解があります。
それは「2. 象を冷蔵庫から出す」を省くものです。
冷蔵庫が象とキリンが両方入る大きさであれば
象を出す必要がないからです。

葵姫 2010-06-28 (月) 14:14

こんにちは。

夫がこの「ゾウを冷蔵庫に入れる方法」「キリンを冷蔵庫に入れる方法」が好きで、
学生時代から何度も聞かされていました。懐かしいわ。

この暑さ、私も冷蔵庫に入りたい・・・。

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