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食い違い

  • 2010-01-28 (木)

パソコンの前に2人で座り一緒にWebページを読んでいる、ただしマウスを操作しているのは自分ではなく相手という状況を想像してみてください。掲示板やTwitterのようにエントリーが縦に長く連なっているページの場合、画面を上下にスクロールさせることが多くなります。記事を読み直したい場合などにはそのスクロールを相手にお願いしてやってもらうことになりますよね。この状況でとても不可思議な現象が起こったのです。

僕が「ごめん、ちょっと画面を上に動かしてくれる」というと相手は僕の意図に反して画面を下に動かし、逆に「下に動かして」というと決まって上に動かす。要するに相手は必ずと言っていいほど僕の指示と正反対の動かし方をするのです。ん、なんだこれは。このとき僕の頭に浮かんだ可能性は4つ。

1. 単なる聞き間違い
2. その人は生まれてこのかた上下を逆の意味でとらえてきた
3. 嫌がらせをされている
4. 2人で見ているというのは僕の思い込みで、実は僕はもうすでに死んでいる

うーん、どれもあり得るぞ。でも確かめるのは怖い。特に後半。どきどきしていたとき、5つめの可能性に気づきました。

5. 2人の間で上下の意味が違っている

これだ。その一因は僕が最近iPod Touchをよく使っていることにありました。

例えばこのブログの「下」のエントリーを読みたいとき、画面をどちらに動かしますか。Touchの操作感覚で言えばこれは「上」なんです。指でページを上に押し上げるイメージ。これは「読んでいる媒体」そのものを動かす感覚です。ところがパソコンの操作感というのはそのページを映している「カメラ」の方を動かすイメージですから、同じことをするのにマウスのホイールを下側に動かすんですね。同じ操作なのに捕らえ方によって「上下」の意味は全く逆になるのですよ。気づいてみればなんでもないことですか、なんかはっとしました。そして、ちょっとほっとしました。

こういうのってどちらも分かってしまえば自然な感覚だから、だまし絵と同じで一方に捕われると、なかなかもう一方に戻れなくなる。2つの視点を行ったり来たりするうちに上なのか下なのかが最終的にはさっぱり分からなくなってしまいました。

奇しくもAppleが新型のタブレットPCを発表しましたけれども、今後タブレットPCが普及して、従来のパソコンと半々くらいのシェアになったとき、こういう食い違いは頻繁に起こるようになると思いますね。間違いなく。

Comments:1

にしの@ぱさ 2010-01-28 (木) 21:50

飛行機の操縦桿、エレベータ呼びの上下、など相対方位は難しいです。

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