Home > よって、示せてない

« バーチャルうつつ | メイン | ちょっとへんなmixiのコミュニティー »

よって、示せてない

  • 2009-12-28 (月)

冬期講習ではテストゼミといって前半90分でテストをさせ、後半90分でその解説、および添削をするというスタイルの授業があります。生徒の答案を添削する業務は率直に言ってあまり楽しい類のものではありませんが、その答案に面白い誤字を見つけたり、悪あがきの後を見つけたりすると少し心が和みます。

よくあるのはまったく意味不明なことを延々と書いた後、最後に一言

「よって、示せた」

というパターン。もちろんちっとも示せてはいない。それどころか後半の方は書いている本人も何を書いているんだか分からなくなってしまっているような代物です。でも最後に言い切っちゃえば押し切れるんじゃないかなーって思ったんだろうね。その気持ちはすごい分かるぞ。僕も大学生時代よくやったから。

こういうときは、にこやかな笑顔で、答案いっぱいに大きなバッテンを書いてあげるのが大人の優しさです。

この「よって、示せた」を見ると僕はあれを思い出すのです。器械体操の演技。鉄棒で最後の着地に思いっきり失敗して、何ならマットの外まで転がりでた選手がさ、ゆっくり立ち上がり、着地点まで戻ったあと、両手をYの字に広げて「はい」みたいにやるでしょ。いやいや、「はい」じゃねえよ。ごまかせてないかんね。さっき思いっきりこけてんの僕見てるから。

でも僕はあれがとても好きです。あのちょっと恥ずかしそうな選手の表情とか、意味合いが分からない感じになってる会場の拍手とか。

ちなみに先日のつわものは例によってフリースタイルすぎることを答案に書きなぐった後

「よって、不敵」

という謎の呪文を発していました。うん、確かに。無敵だ。

Comments:0

Comment Form

コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。

Remember personal info

Home > よって、示せてない

Search
Feeds

Page Top