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このアイデアはすごい

  • 2009-10-28 (水)

生きる上では何の役にも立たない人間の英知が満ち溢れる素晴らしい場所。それがおもちゃ売り場。

昨日立ち寄った中津のキディーランドにて、あのマジックグッズの会社「テンヨー」から発売された新製品を見てそのアイデアに心の底から震えました。僕の感動を字の大きさで表現します。

本当にすごい

製品名は「JIGAZO PUZZLE」

「世界初、あなたの顔ができるジグソーパズル」という触れ込みです。

こう聞くと当然顔写真をプリンターか何かでピースに印刷し、それを組み立てるんだと考えますよね。ところがこのパズルの発想は天才的です。箱の中には下の写真のようにグラデーションの入った300枚のピースのみが入っています。これをすべて組むだけで、自分の顔ができるというのです。

2009102802.jpg

え、意味が分からないって思ったでしょ。僕も思いました。では詳しく説明しますね。

まず自分の顔写真を携帯で撮影します。すでにある写真を携帯で撮影してもかまいません。下は僕の宣材写真から撮ったもの。

2009102801.jpg

これをテンヨーのサイトにメールで送ります。するとテンヨーのサーバーが10秒くらいでその写真を解析し、設計図を送り返してきます。下がその設計図。

2009102803.gif

それをもとに300枚のピースを組み立てていきます。

2009102804.jpg

すると、完成品がこちらになります。

2009102805.jpg

鳥肌ですね。たくさんの切手を張り合わせて遠くから見たときにモナリザの顔写真が浮かび上がるようなトリックアートがありますが、あれと同じ原理です。コンピューターが送られてきた顔写真に色の濃淡が最も近くなるピースの配列を探し出し、設計図をはじき出す。そうすれば何億もの顔のパターンも300のピースだけで実現可能となるのです。理屈として確かに分かる、でも直感はとてもそこに追いつきません。壁のシミやパンの焦げ跡がキリストの顔になったといった事例が世界中で報告されていたりしますが、本当にそんな「奇跡」の1つにしか思えません。

これが「遊具」としてよくできているのは、設計図を組みあげる絵合わせとしていの楽しさ、ぼんやりと徐々に絵が浮かび上がってくる驚き、そして何より何度でも別の顔を作ることができる再現性というすべてを兼ね備えていることです。さらに「商品」としてすぐれているのは絵の著作権もなければ、製作コストもほとんどかからないこと。コンピュータ、インターネット時代の今だからこそ実現できる21世紀のアイデアとも言える。これを考え、製品化しようとした人に最大限の賛辞を送りたいですね。

このパズルを普及させる方法を考えました。よく芸能人の結婚報告で相手が一般人の場合にその人の似顔絵を描くみたいなことをしていますが、その代わりに顔の「設計図」を発表したらいいのではないでしょうか。知りたい人は組み立ててくださいと。法廷のイラストも「設計図」。うなだれた被告の表情が浮かび上がる。別に見たくないな。いや、この際もっとピースを増やせば人の全身くらいリアルに再現できそうだから、雑誌の袋とじ写真の代わりも「設計図」にしましょう。うーん、それなら無我夢中で作るな。出てきた女の子が思いっきりワンピース着てた時のガッカリ度も倍増ですが。

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