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Japan Juggling Festival 2009

  • 2009-10-14 (水)

お陰様でJapan Juggling Festival 2009のゲストステージが終了しました。

準備期間の短さは否めませんでしたから、ベストと胸を張ることはできませんが、総じて言えばなかなかうまくまとまった「よいステージ」だったのではないかと思います。

このステージに立つというプレッシャーは通常の舞台の比ではないです。なにせ観客のほとんどが目の肥えたジャグラー、しかもとりわけ一昨年、昨年と評価の高かったステージで、見る側の期待度も相当高いところまで跳ね上がっていますから。このハードルは僕の能力の三頭身くらい上にあります。最初オファーを受けたときは正直二の足を踏みましたし、引き受けた後も最後の最後まで不安でしたね。

でも終わってみて、例年並とまでは言わぬとも多くの人から満足のいく評価を頂くことができた理由を自分なりに分析すると、今回のショーが観客の期待に対してストレートに勝負するものではなく、やや斜め上の辺りをつくものだったからなのかなと思います。正面から技術でなく、ああ、こういう見せ方があるんだという「視点」を提示した。

イタリアから来たハットジャグラー、ロレンツォさんの演技はそういう意味で本当に面白かったです。ハットのみ、音楽すら使わない10分足らずの手順であれだけ観客を沸かせたのは今までのハットジャグリングの延長にあった皆のイメージをひっくり返した「視点」の力です。脱帽。あ、2つの意味で。

僕はこういう演技は大好きなのです。

例えば3クラブカスケードしかできない人にとって5クラブカスケードも7クラブバッククロスも雲の上の技かもしれない。でも自分がやっていることの延長線上にその雲の上を想像することはできます。それを「すごい」と思うのはその想像を現実のものとして目の当たりにすることへの驚きです。

ところがそういう驚きに対して技術的にはそれほどは難しくないものだとしても自分の想像の延長線から全くはずれたものを見せられた時に感じる驚きもあるのです。一種の「アハ体験」ですね。想定の土台が揺さぶられるような感覚。極論すればフェスティバルの最大の意義はこの体験だ思うのです。誰かがある道具に対して新しい方向性を示す。それに共鳴した人がその方向を掘り下げていく。その過程で画期的なジャグリングが生まれてくることがあります。初めてディアポロの3ウィンドミルを成功させた人はもちろん称賛されるべきですが、初めて1個のディアポロを縦に回そうと考え、それを実行した人はそれ以上の称賛に値すると思う。これに異を唱える人はいないんじゃないかな。JJF最後のあいさつでも言いましたが、日本のジャグリングはその方向性で世界をリードすることができると僕は信じてます。

素晴らしい仕事をしていただいた劇場スタッフの皆さま、このフェスティバルを成功に導いた多くの関係者の方々、本当にありがとうございました。このフェスティバルのさらなる発展に今後も微力ながらも貢献できればいいなと心から思っています。

Comments:1

ここあ 2009-10-15 (木) 00:20

お忙しい中、無理言って出演を引き受けていただいて、
JJFを盛り上げていただき本当にありがとうございました。
期間中は別の仕事でも走り回っていてあまりお構い出来ずですみません。
ステージとっても楽しませていただきました。

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