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ゲームと想像力

  • 2009-08-07 (金)

最近暇さえあればメタルスライムを追いかけている日々。大の大人が書くことではないな。

僕がドラクエの好きなところは、初期のドラクエの持っていたよい意味での「いい加減さ」をずっと引き継いでいるところです。街が魔物に襲われてシャレにならない状況であっても、それはさておきで宿屋で一泊できたり、別の場所でレベル上げできたりするという。最新作でもこのぬるさは健在です。なんかほっとできます。

ファミコン時代からドラクエと付き合ってきた僕としては昔ながらの武器が出てくるとちょっと嬉しくなってしまいます。「くさりかたびら」とか。でもドラクエやってる最近の小学生に「くさりかたびら」なんて分かるのかな。どんな武具なのか見たことすらないでしょ。

そんな大人の優越感に浸っていたとき僕はとんでもないことに気づきました。

よく考えたら、僕も見たことない。

「くさりかたびら」ってのは、、、「くさり」の「かたびら」だよな。何、「かたびら」って。実生活で聞いたことも見たことも、ましてや触ったこともないでしょ。にも関わらず僕の中では完全に「くさりかたびら」の絵が頭にあるのです。その性能とか具体的にこう使うとか、なんならその感触まで熟知している。え、何、何、これは??

明らかに僕の頭の中にある武具は僕の想像が勝手に作ったものなんだよなぁ。よく考えれば昔のドラクエは武具を装備したってそれがグラフィックに反映されることはなかったから、映像を見たことなんてあるわけないんですよ。なんかすごいなって思ったのはその想像が僕の中で完全に「見たことある」っていう記憶にすり変っていたことね。子供の頃の想像力ってそれくらい強烈だということにちょっと唖然としてしまいました。

今のゲームはどんどんリアリティーを追及しているでしょ。実写を見ているのとなんら変らないような世界が体験できる。それはそれでやっぱりすごく面白いわけ。最新のドラクエの戦闘シーンもキャラクターとモンスターが本当に動いて戦っている映像に、子供の頃図鑑でしか見たことなかった怪獣が動いているのをテレビで見たときと同じくらいテンションが上がってしまいますから。あ、メタルスライムってこういう動き方するんだって。

でも、だからといって携帯の絵文字みたいなキャラクターを操っていた初期のドラクエがつまらなかったかというと全然そうは思わないのね。静止画の荒いドットで描かれた敵キャラだって、僕の中では今のゲームとと同じくらい生き生きと動いていたように思うのです。

昔はよかったって訳でもないんだけどね。いまあの当時のゲームなんて作ったら絶対手抜きだということになるし、売れもしないと思う。あれで夢中で遊べてたのは、当時はそのレベルのゲームしかなかったからだとも思うのです。でも、それを想像力で補って楽しむことを知っている自分は今の子供たちより少し幸せなのかもしれないな。

ここまで書いて思い出した。20年前、家に閉じこもってゲームばかりをしている僕たちをみて大人たちは「昔は外でいろいろと工夫して遊んだものだ。テレビゲームは子供の想像力を奪っている」って言われてたわ。結局いつの時代も同じことは言われているものなんですかね。

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