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階段の電気をつけるときいつも間違う

  • 2009-07-28 (火)

今の家に住んでもう5年以上の歳月がたちますが、未だに3階に上る階段の明かりをつけるつもりで2階の部屋の照明を消してしまうことがあります。スイッチがたくさんあるわけではないのですよ。階段のスイッチと2階の部屋のスイッチの2つだけ。しかもほぼ毎日のようにつけ消しをしているのにも関わらずです。

友達の下宿ならともかく自分の家のスイッチの二択すら覚えられないというのはさすがにひどいなと我ながら呆れていたのですが、最近ふとあることに気がつきました。この間違いが起こるのはほとんどの場合、急いでいたり、考え事をしていたり、ようは意識が別のところにあるときです。集中していないのだから間違って当然と思われるかもしれませんが、どんなにぼうっとしていても例えば自分の家に入るときに差し込んだ鍵を回す向きってまず間違わないでしょ。そういう日常の習慣って体が自然に覚えてくれるものだと思うのです。だからこの間違いには意識の下に割り込んでくる別の要因があるはずなんです。

考えてみればとても単純な話でした。

上下に並んだ2つのスイッチのうち、階段のスイッチの方が「下側」についていたのです。心理学の専門家ではないですし、きちんと統計を取ったわけでもありませんが、「階段を上る」という連想が無意識のうちに上のスイッチを選ばせるという説明にはかなり説得力があるように思えます。概観が全く同じ二つのスイッチなら、上る階段のスイッチは上側、部屋のスイッチは下側と空間的な対応をつけたほうが絶対にうっかりの間違いは減らせるだろうなと、いまさらながら設計した人を恨めしく思ったり。

単なるスイッチの配置にも正解はあるものです。人間工学っておそらくこういうことなんでしょうね。

Comments:5

にしの@ぱさ 2009-07-28 (火) 22:33

アフォーダンスといいます
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9

つっきー 2009-07-28 (火) 22:36

ただいまお仕事で人間工学も勉強中です。
商品設計の参考にさせていただきます(‘◇‘)ゝ

2009-07-29 (水) 02:23

我が家もまったく同じ条件で、同じ事考えてましたー(苦笑
で、2階から下へ行く時は下のスイッチを選ぶのかな、と。

設計するなら、左右にスイッチが感覚的に一番?


※初めての書き込みです。いつも拝見しております。感謝。

池田洋介 2009-07-29 (水) 09:33

なるほど。外部の環境によって行動が誘発されるみたいなことですかね。

確かに子供のころから、一段高いところがあると乗ってみたくなる、突き出ているものがあったら押してみたくなる、穴があったら手を入れてみたくなるみたいな自然な欲求は誰に教わるわけでもなくありますからね。

すごく下世話なことを思いましたが、エロってある意味最も自然なアフォーダンスなんだな。

池田洋介 2009-07-29 (水) 10:06

kさん。初書き込みありがとうございます。

我が家は2階から下りる階段はまた別の場所にあるのです。

そこは部屋のスイッチと階段のスイッチは分かれてついているのですが、でもこれはこれで不便なんですよね。

夜に家に帰ってきたときのことを考えてください。階段の明かりをつけて階段を上がるでしょ。その階段を上がりきったところに階段のスイッチがあって、扉を開けて部屋に入ったところに部屋のスイッチがある構造ね。だから階段の明かりはつけっぱなしで部屋に入り、部屋のスイッチをつけ、そのまま階段の電気を消し忘れることがとっても多いのです。だからといって階段の電気を先に消してしまうと真っ暗闇の状態で部屋のスイッチを探さないといけないので、それも大変。

こういうときはスイッチが並んでいるとすごく便利だと思いますね。単に手間が減るだけじありませんよ。何も考えず両方のスイッチを切り替えれば必然的に一方が消え、一方が点くでしょ。どちらがどちらのスイッチかを判断する必要もなくなる。二重の利便性があるんです。

つっきーさん、これも商品設計の参考にしてください。

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