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日食のこと

  • 2009-07-26 (日)

忙しくて書くタイミングを逃しているうちにすっかり鮮度の落ちた話題となってしまいましたが、最近テレビ見ていて僕の中でかなり面白かったのは日食の前日から当日にかけてのワイドショーでした。

皆既日食が見られるという沖縄近辺の島々には何日も前から中継が入ってお祭り騒ぎ。みんなでよってたかってものすごくテンションを上げてましたが、正直前日ぐらいから天候はかなり厳しい状況になってましたよね。案の定2時間前の時点で厚い雲が広がり、なんならちょっと雨が降り出してるという。このほぼ絶望的な状況に必要以上に高く上げたテンションの落しどころを最終的にみんな見失ってましたね。

止めればいいのにレポーターはいろいろな人にマイクをむけて、まあ向けられた方も「いや、島の天気と言うのは変りやすいのでまだ希望はないわけではありません」みたいなことを言わざるを得ない。この変な空気。どっかで見たことあるなあって思ったら、あれだ。3対0くらいで負けているサッカー日本代表戦のハーフタイム入った直後のスタジオの雰囲気ですね。何でもいいから探せ、探せ、ポジティブ要素を!ってみんなが必死に笑顔になってるやつ。

結果どしゃ降り。テントも飛ばされ散々な目にあった後にもまだ「辺りが急に暗くなって気温が下がっただけでも大自然の神秘を感じることができました。」って言ってたからね。暗くて寒くて横殴りの雨が降ったらもうただの嵐だろ。いいじゃん、残念でした、で。なんか色々なものを無理して回収しようとしている感じがブラック池田としては面白くて仕方なかったです。きっとちびっ子たちにとっても一生の思い出になったと思いますよ。違う意味だけど!

この日、どこかの大学のプロジェクトがプラネタリウムみたいなドーム型の部屋の天井にリアルタイムで皆既日食の現場の空を映し出し、そこに一般の人が入って鑑賞できるようにする画期的な試みをやってました。遠くにある地の空が臨場感をもって味わえるというのはすごい技術だと思うんだけど、よく考えたらリアルタイムといったってそれは言葉のあやで、実際は衛星中継で見るような数秒ずれた映像だし、目が見ているのは1億5000万キロの彼方ではなく、数メートル先のスクリーンなの。もしこれで現場と同じ感動が味わえるのならば、それってなんなんだろうという気はちょっとしますね。それなら天気予報の気象衛星ひまわりの画像とか、Google Earthとかの方がよっぽどすごいものを見せてもらっているんだもんね。

感動って結局テンションの問題な気がしてきました。

Comments:1

nhiga 2009-08-02 (日) 23:06

残念な終わり方をした日食ツアーのインタビューで一番印象に残ったのが、半分泣きそうな顔した男の子がマイク向けられて、「どうだった?」って記者に聞かれて「・・・何にも思わない・・・」って答えてたことでした。

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