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段取り

  • 2009-05-25 (月)

スタバでホットコーヒーを注文したとします。モカとかフラペチーノといった手間がかかる飲み物は奥の方に作る専門のスタッフがいるんだけど、ホットコーヒーのような簡単なものはレジ担当者が直接入れて客に手渡す仕組みになっています。ここで「仕事ができる店員」はどう動くか。

注文を聞いて「330円になります」といった直後にレジを離れ、すぐにコーヒーメーカーのところのスイッチを入れに行きます。帰ってきてからお金を受け取り、お釣りを渡してこっちがお金をしまっている間にもう一度コーヒーメーカーの前に。そこでコーヒーをとってすぐ目の前に差し出す。

客にしてみればさ、お金を出してんのに置き去りにされている時間がすごくもったいないように思えちゃうでしょ。でも総合的に見ればこの手順はベストなのよ。店員、客双方にとって何もしていないロスタイムがうまく相殺される形になっている。

これぞまさに段取り。「THE DANDORI」。エリート島にしか生息しない希少価値の高い鳥、段鳥。よく料理番組でお目にかかる「お湯が煮立つまでの間に野菜を切っておきましょう」、「この余った時間を利用してソースを作っちゃいましょう」みたいなやつ。

こういうの見るたびに、ああ、すごい才能だなって心から思うわ。なぜかというと僕はどうしてもこれができないから。基本的に一つのことがきちんと終わらないと、次のことが始められないという困った性格なのです。

例えば全自動洗濯機ってのはスイッチ押してから、洗濯機が動きを止めるまですべて機械に任せてしまえるからこその全自動でしょ。ややもすると僕はあの一部始終をずっと横に立って見てしまうからね。もうそれならお前が手で洗えよって話じゃないですか。こういうことがやかんのお湯を沸かす時も、ソフトをパソコンにダウンロードするときにも起こりますね。もう凝視です。放っておいて構わないということが分かってるのに、その時間で何かをするという発想がなかなか持てません。

最近Wiiで「ピクミン」というゲームを買ってちょっとハマっています。ピクミンという可愛らしい生物を利用して散らばった宇宙船パーツを集めさせるというゲームなんだけど、このゲームがすごく画期的だなって思ったのは、自分で何かをするってゲームではなく、他人にいかにうまく何かをさせるかっていうゲームなの。時間の制約もあるから、こっちでピクミンに壁を壊させている間に、こっちでは爆弾運ばせて、こっちでは敵と戦わせてってうまくやらないとクリアできなかったりする。そんな段取りこそすべてのゲームで僕は何をしてるかって言うと、ピクミンが一生懸命宇宙船まで物を運んでるのをずっと能天気に追いかけて観察してるという。

人間ってホント進歩できない。

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