Home > エコについて思う

« イラッとくるCM | メイン | 壊れるならちゃんと壊れろと思う心理 »

エコについて思う

  • 2009-04-24 (金)

日立の冷蔵庫の「不当表示」事件。このニュース聞いたときなんか面白いなと思ったのは、普通家電製品の「省エネ」っていったら電気代が少なくすむとか、熱効率がいいとかそういうことを連想しますよね。ところがこのニュースをよく読むとここでいう省エネってのはその家電を作る過程における話なんですよ。この部品を組み立てる工程で我が社はこれだけエネルギーを節約しました、みたいなこと。もちろんそれはそれで立派なことだと思いますよ。ただ身も蓋も無いことを言えばそれって消費者にとって実質的なメリットはどこにあるの? ほとんどないでしょ。下手すりゃちょっと手を抜かれている気すらするもんね。でも今の時代、もうそういうことすらセールスポイントとして成立してしまってるんだということに軽い驚きを感じました。

例えば燃費や性能が全く同じ2つの車があったとします。でもA車はB車に比べて製造過程で排出した二酸化炭素が少ない、ということになれば多くの消費者がA車を購入したいと思うわけですよね。ただその選択で消費者が得ているものってなんなんだろうって考えたときに、自分はささやかながら地球環境に貢献したと言う「満足感」、実質それだけなんです。これってなんかちょっといやな臭いがするのよね。エコって言葉が「満足感」なんていう形のないところに踏み込んできてるってことに。

だって冷静に考えて本当に地球環境に貢献したい人がとるべき選択肢があるとすれば、それは「どっちの車も買わない」ことなんですから。そもそも家電や車のメーカーが地球環境のことを声高に言うなんてのは、タバコ会社がタバコの箱に「健康に注意しましょう」と書いているのと同じくらい、あるいは一通りのことやり終えた後にソープ嬢に説教をたれる親父と同じくらい、ものすごくねじれてることなんですよね。おそらくメーカー側も消費者側も心の奥でそれを分かっててその罪悪感のはけ口を「エコ」って言葉に求めてる。最近のエコブームってそういうことじゃないでしょうか。

「エコカー」「エコ家電」、この言葉に僕は「ダイエットコーク」と同じ響きを感じるな。脂肪を気にするならまずコーラを飲むなよと、そういう正論が「ダイエット」と言う言葉にはぐらかされちゃって、ともすればダイエットコークが肥満の人を増やしてる気がするんだよね。体脂肪より、二酸化炭素よりずっと多くの「罪の意識」が減っていく。そのほうがずっと怖いことだと思う。

今日の一言
本当にエコカーと言っていいのは二酸化炭素を吸収する自動車だけです

Comments:2

つっきー 2009-04-26 (日) 11:31

研修での事業説明で「地球環境」「エコ」という言葉に矛盾を感じつつも

「eco ideas」というバッジを付けて出社する毎日です。

「エコ」じゃなきゃ売れないようです…。

池田洋介 2009-05-30 (土) 12:58

せっかくのコメント、スパムにまぎれて1カ月も放置してました。本当にごめんなさい!!

蒼井優の最近の発言。

「マジメにエコをやっている人ももちろんいると思うけど、わざわざ宣言したり、強要する必要は無いと思う」

ちょっとこの女優さんが好きになりました。

Comment Form

コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。

Remember personal info

Home > エコについて思う

Search
Feeds

Page Top