- 2008-12-11 (木)
なんのきっかけでなのか記憶に無いのですが、ここ最近ずっと頭に流れてくるメロディーと歌詞があります。でもタイトルは全く思い出せない。気になっていたのでiTunesの中の曲を手当たり次第に聴いてようやく見つけ出しました。
サザンオールスターズ「わすれじのレイドバック」。
改めて聞いて再認識しました。すごくいい曲だなと。
こういうのって不思議です。シングルカットされているとはいえサザンの他の輝かしい作品群と比べてしまうとどう遠慮がちに言っても「地味」な作品。強烈なインパクトを与える曲ではないのにすっかり忘れてた頃にふと口からこぼれおちるのはこういう曲なんですね。真の名曲って案外そういうものなのかもしれない。
俺をとろかせる女でいてよ
「いろよ」じゃなくて「いてよ」。
ここがいい。すごくいい。
いきがってる男の、でも女性に対するどうしようもない甘え心、それをこんな一言の言い回しに垣間見させてしまう歌詞に天才を感じますね。桑田さんの楽曲はアグレッシブで露骨にエロ全開ってのが割と多いけど、でも最終的には男は絶対に女には勝てないんだよな、ってそこにすべて帰っていく気がするのです。
これ、全く同じだなって思うのはジョンレノンです。その感情をどストレートに表現した「Woman」って楽曲は有名ですけどこれはちょっときれい過ぎなんですね。もっと生々しい感じは例えばホワイトアルバムの「Happiness is a warm gun」なんかに表れています。タイトル自体「幸せは(発射した直後の)あたたかい銃にある」というどう考えても性的な隠喩表現で、表面的には女性に対する上から目線の攻撃的な歌詞が続くのですが、でも聞けば聞くほど「甘えたくて甘えたくてどうしようもない」っていう思いが染み出してきているように思える。なんか分かる。半分純情で半分計算、この屈折した感情に僕はどうしてこんなに共感してしまうんだろう。
見も蓋も無く言っちゃえばこれって間違いなくMの発想なんだよなあ。この2人の天才と自分を同列に論じるのは真におこがましいのですが、僕もドがつくMだから(笑)、よく分かります。女性にとっては面倒くさいことこの上ないでしょうが。
そういえば、先日はレノンの命日だったのか。この季節になると無性にサザンとレノンを聞きたくなります。
今日の一言
感受性の豊かな人しかMにはなれない
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