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氷の国

  • 2008-11-13 (木)

アイスランドが大変なことになっているというニュースを朝にやってました。アイスランドってたらあれでしょ、地面の色が白くて、町に入ったら町中の人が氷漬けになっているみたいな国でしょ。地面がつるつるしていて相当歩きづらいという。大抵のRPGではそういう扱いです。まあ、そのくらいの興味と知識しかない国にアメリカに端を発する金融危機の波が押し寄せていることを聞かされた僕は正直何を思えばよいかさっぱり分かりません。

聞くところによると、普通のスーパーで日用品の値段が以前の2倍近くに跳ね上がっているようです。確かにそれはひどいですね。あまりに急激な物価の変化に多くの市民が国会議事堂に押し寄せてデモをしていました。その怒りたるや相当なもので、みんなで卵を役所の壁に投げつけてましたからね。いいのか、その卵の価格も2倍じゃないのか、って要らぬ気を揉んでしまいますが、まあそんなことも吹っ飛ぶくらい市民は怒っているということです。

で、つくづくバカだなあと思ったのは、レポーターがそのあと市民にアンケートをとってるのよ。「あなたの生活は以前に比べて苦しくなりましたか」。あのさ、アンケートってのはどっちに転ぶか分からない微妙な問題について意見を聞くから視聴者にとって意味があるんでしょ。100円のパンが200円になっている状況を見せられた後に、しかも卵ばんばん壁にぶつけてた後に、「生活苦しくなりましたか」「はい、とても苦しいです。」って、必要ないだろ、そのやり取り。誰が考えても分かるわ。それで生活が変わらないって奴がいたらそいつはもう貴族だ。「ケーキを食べればいいじゃない」って言った奴だ。そもそもアイスランドに貴族はいるのか? まあ仮にいたとしても、そいつはスーパーにも来ないし、デモにも参加しないと思うんだよね。

こういう言わば「答えありき」の質問。こういうのをされると意味もなく反抗したくなる僕がいるのよ。これって昔からそうです。何故か覚えているのは、あれは小学3年生くらいのころ、道徳の教科書に「太郎君は廊下を歩いていて面白半分に火災警報のスイッチを押してしまいました。そしたら学校中が大騒ぎになりました。」って文章を読まされるのね。最後に「考えてみよう」という項目があって「太郎君がしたことは悪いことですか?」って書いてある。それを先生が1人ずつ当てて答えさせていきます。「みんなが迷惑したので悪いと思います」とか、「面白半分でもやってはいけないと思います。」とか言うのを聞いているうちに、子供心にも察知したんだろうな。この居心地の悪い空気。僕の番が来たとき僕の中の天邪鬼の虫が「悪くないと思います」ってつい僕の口に言わしてました。なんの勝算もないのにも関わらず。顛末は忘れましたが、先生が相当びっくりしていたのだけは鮮明に記憶しています。

先程の番組のアンケート集計では案の定ほぼ全員が「生活が苦しくなった」と回答しているのですが、ほんの数パーセント、たぶん一人か二人だと思うのですが、「変わらない」と答えている人がいました。番組的には完全にスルーでしたが、僕はどっちかというとそっちの回答をした人に興味がありますね。そいつがお忍びで下界に下りてきたマリーアントワネットでないとしたらですが、僕とはかなりいい友達になれそうな気がします。

今日の一言
期待は破られることを期待します

Comments:1

にしの@ぱさ 2008-11-14 (金) 00:35

http://www2.asahi.com/olympic2008/news/JJT200808090001.html

残りの2%がなにみてたのか夏からずっと気になってます。

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