- 2008-08-10 (日)
いよいよ、始まりましたね。オリンピック。
先日の開会式、仕事から帰ったときには日本選手の入場行進はすでに終わっていましたが、最後の聖火の点灯式は見てやろうとずっとテレビをつけていました。こういう大々的なセレモニーの生中継というのは見ていて本当にドキドキします。特に全世界が注目する、それも中国国家の威信をかけたイベントですからね。段取り間違えないだろうかとか、テンション高いイタリア人が何か余計なことをしでかさないだろうかとかいらぬ気をもんでしまいます。全く終りの見えない選手入場の間、フィールドを囲むように永遠と盆踊りみたいなのを踊り続けていた女性の方々の勢いがどんどんなくなっていくので、最終的にはそっちをずっと応援していました。
幸いつつがなく式は進行し、いよいよフィナーレの聖火の点灯式が始まりました。すでに日をまたいだ日本時間の深夜1:00過ぎ。もう待ちくたびれましたよ。数人の聖火ランナーがトラックをリレーし、最後の聖火ランナーに火が渡ります。その最後の聖火ランナー、背中に明らかにワイヤーらしきものがついていてそれが天井に向かって伸びています。なるほど、このワイヤーで空中に浮かぶんだろうなー、とこれは僕だけでなくこれを見た日本人の9割以上がそう思ったでしょう。しかし、この場面で実況の人が興奮した口調でこう言ったのです。
「さあ、ここから先は何が起こるのか私たちにも一切シナリオが知らされていません。いったいどうやって聖火台に火が灯るんでしょうか。注目しましょう」
いや、だから空飛ぶんでしょってば。
案の定、次の瞬間、聖火ランナーは高々と空に浮かび上がります。
「あ、なんと空を飛びましたよ」
「これは、驚きましたねえ」
え~~~~
見えないの、いや
見えていないことになっているの?
全視聴者が気使ったわ。いったいどんな圧力が働いているのですかと。
天井に360度取り付けられたスクリーンの上をカーペットが広がり、聖火が通った各国の写真の上を最終ランナーが走っていくという演出はなかなか斬新。今までの長い道のりが蘇る巨大な走馬灯です。ただ、感動のフィナーレというつもりなのでしょうが、これもほとんどの人の頭には各国に巻き起こったあの騒動のほうがフラッシュバックしてるんだよなあ。そう見ると何か自虐的なジョークみたいにも見えてしまいます。実況の人もそれを言っていいものだか、悪いものだか。感動を盛りたてようとしながらも妙に奥歯にものの挟まったような言い方になってました。これも見えないことになっているのです。ワイヤーと同じで。
なんだかんだ突っ込みどころも満載でしたが、面白かったですね。宇治川花火で使用される量をすべて一度に打ち上げたような最後の打ち上げ花火は圧巻でしたが、どさくさにまぎれてあの中に1個くらい雲をかき消す例のミサイルが混ざっていたのではないかと僕は睨んでいます。
今日の一言
裸の王様のパレードってこんな雰囲気だったのでしょうか