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正式っぽく聞こえる言葉

本当は正式な言い方があるのだけど、それをちょっと省略している言い方の方が普通になっちゃっている言葉みたいなものがありますよね。例えば数学でlogという記号は普通は「ログ」ですが、正式には「ロガリズム」と読みます。こういう言葉を説明の中でさりげなく言うとこれが妙に格好よく聞こえたりするんですよ。あくまでさりげなくですよ。そこだけ不自然に言葉が大きくなったり、噛んでしまってはダメです。

「いいですか、このロガリズムの微分は、、、」

あっ、この人は数学ができる、と何となく思わせることができます。

この格好よさの感覚。ちょうど音楽で繰り返されたフレーズにシンコペーションがつく感覚に似ているかもしれません。普段よく知っている言葉があって、それが原型を残したまますこし変化するとはっとさせられるんですね。この印象は言葉が省略されたときよりも言葉が追加された時の方が強い。だからあえて言葉を加えて正式な言い方をするというのは知的に見せる喋り方の1つのテクニックのような気がします。「リストラ」をあえて「リストラクション」と言ったり、「ブログ」をあえて「ウェブログ」と言ったり、「缶酎ハイ」をあえて「缶入り焼酎ハイボール」と言ったり。

さらにそれを逆手にとってあまり知識がなくてもかっこよく喋れてしまう方法があります。僕の発見した「よく知っている言葉が少し言葉を付け足されて聞いたことがない言葉になった場合、そっちの方が正式な言い方っぽく聞こえてしまう」という法則です。例えば

二度あることは三度ある

というよく知られたこの諺に無意味に「これ」という言葉を付け加えてみます。

二度あることはこれ三度ある

なんかそれっぽくなるでしょ。金八先生が生徒への説教で諺を引用するときに必ずする「ちょっと格式ばった言い方」っぽい雰囲気をかもし出すことに成功しています。この付け足す言葉のチョイスは割りとアバウトで構いません。

弘法もまた筆のあやまり

二兎を追うものはいわんや一兎も得ず

こういうのは人の名前にも応用できます。歴史上の人物や映画スターの名前をあえてフルネームでいうと格好良かったりする。そこで「勝手にミドルネーム展開」という手法を考えました。ミドルネームのアルファベットまではよく知られている有名人のそのアルファベットの部分を勝手にそれっぽい名前に置き換えるというテクニックです。ミドルネームが何の略かまで知っている人はほとんどいないのでばれる心配はありません。

マイケル・ジェラルド・フォックス
サミュエル・リッジモンド・ジャクソン
ジョン・フレデリック・ケネディー

もうここまできたら、「勝手にミドルネーム追加」もOK。

チャールトン・クルトン・ヘストン
みの・F・もんた
ロナウジーニョ・トゥエル・ウル・ラピュタ

さりげなく言えば案外受け入れられたりするものです。ただ、相手に本当に教養があった場合は恥ずかしい思いをするだけなので注意!

今日の一言
チャゲ&アスカ・ラングレー

Comments:3

にしの 2008-07-15 (火) 17:16

えと、、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9

池田洋介 2008-07-16 (水) 07:43

あー、さっそく恥ずかしい思い。
言わなきゃ誰も分からないものを、、、

河合塾 2010-02-11 (木) 09:29

一学期の一講目から「ロガリズム」を連発した場合、その人の愛称は「ロガ」で定着してしまうという………

ことがありました。

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