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免許更新

先日の誕生日が免許更新期日だったということで、忙しいスケジュールをかいくぐって伏見にある運転免許センターに行ってきました。住民票を京都に移してから初めての免許更新、そこも当然初めていく場所だったのですが、まるで何度も来たことがある場所のような不思議な懐かしさを感じました。

車の免許センターであるにも関わらず交通から最も疎外されたような場所に位置し、最寄り駅からのバスは1時間に1本か2本程度。清潔感というよりむしろ生活感という言葉がぴったり来るような建物で、自動車運転試験場の表札がなければここが重要な役目を担った施設だなんて誰にも分かりません。建物の周りには商業的な施設は何もなく、ただバス待ちの時間をもて余した人のための喫茶店がぽつんと立っています。街中の喫茶店が「ゆとり」を切り売りしているとすれば、この喫茶店はむしろその「ゆとり」の中にどっぷりと漬け込まれている気がする。この周辺だけ時間がゆっくりと進んでいるじゃないかと錯覚させられます。

更新に来た人は4,50人はいたかな。一日にこれほどたくさんの人が免許を更新しているということにちょっと驚きました。平日なので暇な学生が多いのか、あるいはここであくせくしてもしょうがないとあきらめているのか、長い待ち時間にもかかわらず誰もが妙にのんびりしています。職員はいつもの手順を粛々とこなし、講師はおそらく何千回も繰り返してきたであろうフレーズを起伏のない口調で喋り、受講生もまるでありがたいお経のようにつつましく、半ばうわの空でそれを聞いています。

ふとこの奇妙な既視感は、この場の空気が昔の学校を思い出させるからなのかもしれないなって思いました。僕の通っていた田舎の小学校にはこういう面倒くささと綯い交ぜになった牧歌的な雰囲気が確かにあった。なんか心がほっとしますね。最近忙しかったから特に。

免許センターを離れ、最寄駅でバスを降りる。車がアスファルトをこするいつもの街の音に時計の針が急に動き始めたような気がしました。

今日の一言
心もちょっと更新

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