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パズル思考

京大奇術研究会、そしてジャグリングドーナツと共通の後輩であり、現在副業としてパズル作家をしているLixy君と年始に飲んだときに自作のパズルをもらいました。この作品は「かくれんぼパズル」という名前で市販されています。普通の箱詰めパズルのようですが、ピースを使って下のシートに描かれている動物を隠さないといけないという点がユニークです。

画像はこちら。
http://torito.jp/shopping/_hide-the-animals.shtml

ふと思い出してやってみたのですが、最後の問題(10番)を解いたときなるほどとうなってしまいました。これは素晴らしい。

正直最初にこのパズルのアイデアを聞いたとき、さほどパズルとしての面白さを感じなかったのですよ。自由度が多すぎて、論理的な思考の入る余地が少ない。できたとしても数ある組合せの一つが偶然一致したに過ぎないし、ジグソーパズルと変わらないじゃんと。

でも10番目の問題を解いてみて、彼がこの問題のためだけにこのパズルを作ったと言っていた気持ちがよく分かりました。そう、これなのよ、これ。もし僕がこのアイデアでパズルを設計するとしたら、絶対こういう答えにします。パズルを愛するものが共有しているある種独特な思考回路、認識みたいなものがあって、よいパズルというのは解けた瞬間にパズルをするものと作るものがその部分で深く共感できるんですよ。これがパズルを解く楽しみであり、作る楽しみでもある。

残念なのはこのパズル、1番から9番があるおかげでほとんどの人がこのカタルシスまで到達することなく、解くことをあきらめるんじゃないかってことですね。伏線が長すぎて飽きてしまう推理小説のように。どう考えても10番の問題だけにするのがこのパズルの最も美しい形なのです。しかし商品化しようとなるとそうはいかないんだろうな。もったいない。多分これは作者が一番思っていることだろうけどね。

是非みなさんも買って、作者の思惑を感じてみてください。

今日の一言
「よいもの」と「売れるもの」は違う

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