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ことばあそび

前回の続きです。紙の辞書が逆立ちしても真似できない電子辞書の機能はやはりその検索の多彩さ。僕の買った電子辞書では単語の検索に「ワイルドカード」を使うことができます。例えばaではじまりbで終わる6文字の単語を検索したければ

a????b

と入力します (?は1語を表すワイルドカード) 。そうすると

absorb
ad lib
adsorb
adverb
Aintab
aplomb
attrib.

のように検索結果が並ぶのです。え、そんな機能が何の役に立つのかって。例えばクロスワードパズル。「2文字目がa、4文字目がb、6文字目がcの7文字の単語」なんて頭で考えても絶対でてきそうにないものが一瞬で見つかる (例えばpayback) となると、これはもうリーサルウェポンですよね。でも考えようによっては、その「見つけにくいさ」こそがクロスワードをパズルとして成立させていたのだから、その障害が取り払われるのは解き手にとっても作り手にとっても興味をそぐものなのかもしれない。技術の進歩というのは複雑ですね。

この機能はもちろん日本語でも使えます。試しにこんな実験。単語の中央に「いけだ」を含んでいるような日本語は果たしてあるか。この場合は

?*いけだ?*

と検索します(*は0語以上の語の並びを表すワイルドカード)。期待していなかったのですが、なんと見つかってしまいました。

平家谷 (へいけだに)

なるほどと思わず笑みが。こんな面白い機能を知って言葉遊び好きの僕の心が疼かないはずがありません。ひとしきり遊んでこんな言葉を作ってしまいました。

夏、得意気だよ、薄化粧

ちょっと読み替えると

納得、池田洋介Show

面白いでしょ。さらに調子に乗った僕は、辞書を初めて手にしエロイ単語を一通り調べまくる思春期の中学生並みの集中力を発揮して、あのつボイノリオの名作「金太の大冒険」ネタに挑戦。以下、読み方には十分ご注意ください(笑)。

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金太の一日

またたいたり、まわったり、マスカットをナイフで切ったりと八面六臂の活躍を見せた金太も最近は京都で静かな毎日を送っている。今日は気持ちのよい陽気にさそわれ、犬の散歩がてら、洛西(らくさい)の桜祭りにいくことにした。

前から歩いてきた女性と肩がボンと当たってしまった金太。謝らずに立ち去る女性にカチンときた金太は思わず「おい!」と呼び止めた。しかし振り返った女性をみてビックリ。なんとお忍びで京都観光をしていたあのスーパースター、マドンナだったのだ。

金太、マドンナに おい!

洛西桜祭りの会場は遠く、歩けど歩けど会場にたどり着けない。金太は思わずつぶやいた。「まだか、洛西」と。

金太、まだか、洛西

犬が道路で何か光る物を見つけた。変な形の石、これはひょっとして歴史の教科書でみたあの勾玉(まがたま)ではないか。思わぬ発見に感無量の金太だった。

金太、勾玉にしびれる

犬は勾玉を口にくわえたままどこかに走っていく。金太が呼び止めても振り返りもしない。犬は主人の金太までも完全になめているのだ。

金太まで飼い犬になめられる

物語は続く(のか?)

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最新のテクノロジーをめいっぱい間違った方向に使うとこういうことになります。

今日の一言
全力でくだらないことができるのは人間の特権だ

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