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ビップ待遇

三ノ宮校での最終コマの授業をきちんと定時に終了し、そのまますぐにカバンを取って駅に向かえばギリギリのタイミングで京都行きの特急に乗ることができます。京都駅までの約1時間、ゆったり大きめの座席にのんびり座って帰れるので、この特急に乗れるかどうかはかなり大きいのです。普段から授業を延長することがほとんどない僕ですが、とりわけこの曜日のこの授業だけは時間配分に気を配って定時に終わるようにしています。

ただ今日は説明することが多かったこともあって迂闊にも若干時間をオーバーしてしまいました。こうなると特急にのることは絶望的。あきらめて講師室でのんびりくつろいで、ゆっくりと駅に向かうことにしました。ところが駅について思わず我が目を疑いましたよ。なんとそこにはあるはずのない特急が停まっているではないですか。しかもまるで僕をせかすかのように発車のベルが鳴っているのです。事情がつかめないままとりあえず飛び乗るとそれを見計らっていたかのように僕の後ろで扉がプシューと閉まりました。

電車が動きはじめてすぐに車内アナウンスが。

「お急ぎのところ大変ご迷惑をおかけしています。ただいまこの電車、三ノ宮駅を約7分遅れで運転いたしております。」

このアナウンスを聞いて僕はすべてを悟ってしまいました。この電車はきっと僕を待ってくれていたのだと。アナウンスが遅延の原因を一向に説明しようとしないのも、僕に気を遣ってくれていると考えて間違いないでしょう。その裏にどんな圧力が働いたのか、僕には分かりません。でも確実にいえることは僕が貴重な乗客の時間を奪ったということ。無駄になった時間は "たった7分" ではありません。体育教師理論によれば僕1人が7分遅れたことで[乗客の人数]×7分の時間がどぶに捨てられてしまった計算になるのです。そうと分かってたらもっと早く塾を出たのに。乗客のみんな本当にごめん。

僕の両肩にはたくさんの人生が乗っている。だからもう二度と授業を延長することはやめよう。そう心に誓ったのでした。

前半は実話ですが後半は妄想です。念のため。

今日の一言
できる男は定時ダッシュ

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