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アイン

夏期講習の空き時間に講師室でパソコンで遊んで仕事をしているとよく生徒の質問に捕まります。基本的に人間のできている僕はいやな顔一つせず応じます。今日も1人の生徒が微積の質問に来て、いろいろと答えていたときのこと、

生徒「なるほど、ってことはこういうときはアインに微分したりしないほうがいいってことですね。」

あ、うん、まあそうなんだけど、、、ちょっと待って。今あなた何て言いました? 変な言葉が聞こえたような気がしたのですが。

生徒「え、だからアインに微分しないほうが、、」
僕「ほら、それそれ。それを言うなら「ア・ン・イ」じゃないの。」
生徒「えー、「ア・イ・ン」じゃないんですか!」

志村けんか、お前は。

僕「だって、漢字にしてごらんよ。「安易」って書くでしょ。これをアインとは読めないでしょうが。どう考えてもアンイだよね」
生徒「あ、確かに言われてみればそうですね。でも今はじめて気づきました。」

どうやら彼は生まれてこのかた「安易」という言葉をずっとアインだと思って過ごして来たらしい。そんなことってあるのか、さすがに誰かに指摘されるんじゃないのかって思ったんだけど、でもよく考えてみると確かに「アイン」と「アンイ」は早口で語尾をつぶすように発声するとどっちもほとんど同じに聞こえてきます。音から覚えたのなら混同しても無理はない。それでハッと思い出したのはそういえば僕も実は大学生のある時期まで「雰囲気」を「フインキ」と読むと勘違いしていたのです。これも正しくは「フンイキ」だから彼と同じ「イン」と「ンイ」の取り違え。ひょっとしたらこれって何か理由があるのだろうか。

いろんな言葉で実験してみて達した結論は「イン」と「ンイ」はお互いが溶け合ってどちらにも聞こえる発声が可能だってこと。ホントかなって疑う人は是非次の英語の発音を聞いてみてください。

point (発音はこちら)

綴りどおり読むなら「ポイント」ですが、何回も聞いていると「ポンイト」と聞こえてきませんか。見事に溶け合ってるでしょ。面白いなって思うのは「ポイント」って発声しようとするとなんとなく日本人的な英語になるんだけど、「ポンイト」と発声しようとするとぐっとネイティブらしい発音になる気がするんですよね。英語の発音ってのは文字からではなく耳から入らなければだめっていうよい例かも。

子供のころに刷り込まれた勘違いって意外と気づかないまま大人になったりするものなんだけど、そういう勘違いを集めて分類してみたりするといろいろ面白いことが見えてくるかもしれませんね。

今日の一言
中学生のころまで「あくまで」を「悪魔で」だと思ってました

Comments:1

つっきー 2007-08-17 (金) 01:05

「一理ある」=「1リアル」だと思ってました、なんてことはないです。

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