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制約が人を高める

久々に録りだめをしておいた「ピタゴラスイッチ」をまとめて見ました。間違いなく世界で最もクオリティーの高い子供向け番組。手間と時間と人間のアイデアがあればこんな良いものができるってことを教えてくれる僕の大好きな番組です。

といいながらも最近忙しくて見れてなかったのですが、1年ぶりくらいに見てちょっと嬉しかったのはこの番組全然変わっていないのですよ。オープニングやエンディングの映像も音楽も番組内のコーナーもその中の決まり文句もいつもどおり。番組のスタート時と何一つ変わっていません。すごく安心したのと同時にこれってすごいことだなって感じました。

民放のバラエティーなんかではマンネリ化してくるとすぐセットを変えたり出演者を変えたりってするものでしょ。でもパッケージを変えただけで結局内容は相変わらずなものを繰り返していたりします。「ピタゴラスイッチ」の番組作りの姿勢はそれとは全く逆なんですね。まず枠組みを設定し、その定められた枠組みを決して動かさずにその中で物を作ろうとしている。そういうストイックな制約の中からも毎回毎回思わず声をあげてしまうようなアイデアを生み出しているってのは本当に素晴らしいことだなと感じます。

創作にとってある種の「制約」というのは実は必要不可欠なものなのではないかとさえ僕は思っています。出口が小さければ小さいほど押し出された水は勢いよく飛び出すのと同じように、手かせ足かせをされた状態でこそ人間のアイデアはその本領を発揮してくるものではないかなと。俳句には17文字という文字数の縛りがあり、折り紙には一枚の紙というスペースの縛りがある。しかしその中で何ができるかと考えそこから生み出される作品に人間の無尽蔵の英知を感じ、感動してしまうのですよ。

型にはまらないこと、型を破ることがさも格好よいこと、すごいことのようにみなされる風潮があるけれど、行き詰ったとき型を破ろうとすることは実は一番安直な道であって、本当にすごいのは型を守り続けようとすることなのかもしれないですね。

今日の一言
創作にとって必要ないといえる制約は「時間」だけだ

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