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夜は短し歩けよ乙女

この1ヶ月ほどゆっくり本を読む時間が取れていなかったのですが、表題の本をようやく読み終えました。タイトルとハードカバーの表紙を見た時点から惹きつけられていたのですが、いやいや、面白すぎるよ、これ。

作家が京大出身ということもあり、舞台はすべて京大近辺。木屋町でのサークルのコンパとか古本市とか、もう全部分かる、分かるよ!って感じ。特に学園祭では僕もゲリラ的に大道芸やったりしてたからね、学祭実行委員とのバトルとか想像できすぎて笑えました。

物語はそんな京大生にとってのリアリティーと荒唐無稽なファンタジーの混ざり合う汽水域を軽やかに進んでいくのです。そのバランスがまた絶妙。思えば京大生の学生生活も恋愛感も一般の視点からみたら限りなくファンタジーなんだろうからね。その境界線がどんどん分からなくなっていく感覚がすごく楽しい。

作家のプロフィールを見たら、この人僕より年下なんですよ。子供のころから作家ってのは尊敬すべき人生の大先輩っていう思いを抱いてきてたから、僕もついに年下の作家に楽しまされてしまう年になったのかと思うとちょっと複雑でもあります。ちょうど憧れのお兄さんだった高校球児がいつの間にか年下になっていたことに気付いたときのショックと同じですね。世の中は目まぐるしく動いているように見えるけど、実はいつも同じ場所に留まっていて、その中で少しずつ自分自身の立ち位置が変わっているだけなのかもしれない。寂しくもあり、素敵なことでもある。

人生は短し。僕も頑張って歩こう。

今日の一言
「熟女もの」の女優が年下だったんですけど

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