Home > つっこみ > トルコ風呂

« ナイストライ | メイン | 好きな言葉 (その3) »

トルコ風呂

ちょっと前にNHKのBSを見るともなく見ていたら、世界の美術史を振り返るみたいな番組をやってました。でた、僕が最も興味を持てない分野のひとつ。昔から社会見学で美術館には行かされたけど、あんまり好きじゃなかったな。白い背景にいろんな色の丸とか四角とかがいくつか書いてあってタイトルが「無題」とかね、もうわけが分かりません。自由にもほどがあるだろ。分からないものを分かった振りしてふんふんとうなずくのは嫌なので、誰よりも速く順路を回って帰ってきてました。以前友人とニューヨークに行ったとき、順路を巡るだけでも丸一日かかるという僕にとっては拷問に近い世界有数の美術館に行くと言ったので、僕は断固拒否して1人でセントラルパークをぶらぶらしてたこともあります。僕にとって美術館は阪急百貨店の洋服売り場と同じくらい近づきがたく疎遠な場所なのです。

そんなわけでさほど番組を真剣に見ていたわけではなかったのですが、一枚の絵が僕の目を思いっきり惹きつけました。ドミニク・アングルという画家の「トルコ風呂」。見たことない人はインターネットで検索して見てみてね。僕の目を惹きつけた理由が良く分かるから。大衆浴場に裸の女がワラワラワラ…。テレビの解説曰くこれは19世紀の新古典派の画家アングルがある作家の文章からインスピレーションを得てすべて想像で描いた作品だとか。

えー、そんな巨匠に対してこんなツッコミをするのもどうかと思うのですが、

これって男の妄想ですよね。完全に。

そういう妄想なら僕もよくするぞ。スポーツジムの男のロッカールームでは欧米化が進んだのか、みんな前を隠したりせず堂々と闊歩してるからね。きっと女のロッカールームではものすごいことになってるに違いない。うら若い全裸の美女たちがワラワラワラ…(妄想中)。この辺り、女子の身体測定の様子をあれこれ想像して悶悶とする中学生男子と基本なんら変わりません。ちなみにこの女子ロッカールームの妄想は集団でエアロビやってるたくさんのおばちゃんを見た瞬間に強制的に抹消されますが。

これを描いたときアングルは82歳。うーん、男なんていくつになっても考えること一緒なんだねえ。時代も空間も飛び越えて妙に親近感を感じてしまったよ。人と人が共鳴するとき、その橋渡しをするのは理念理想なんて高尚なもんじゃなく、もっと単純で泥臭く下世話な感情なんだね、ちょっと笑えるけど。この絵を通してアングルはこう訴えたかったのだと思う。男の頭の中なんて目が覚めているときの3分の2は「トルコ風呂」なんだ、と。いや、誰がなんと言おうとそうに違いない。

ちなみにこの絵の影響ではないとは思いますが、かつて日本で「トルコ風呂」は今で言う「ソープランド」を指す言葉として使われていたらしいです。トルコの人の抗議運動があって改名されたらしいけど。この言葉に風俗を思い浮かべるかどうかで世代が分かるのかもしれませんねえ。僕は全く知りませんでした。「トルコ風呂」といったら僕の中ではもう完全にワラワラワラ…(大差ないな)。

今日の一言
ずっと「酒池肉林」ってエロい意味だと思ってた

Comments:1

りりー 2007-11-23 (金) 20:03

池田さんはソープ行かないんですか?

Comment Form

コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。

Remember personal info

Home > つっこみ > トルコ風呂

Search
Feeds

Page Top