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ピタゴラス

紀元前5世紀ころの有名な数学者。名前の響きがなんとなく怪獣っぽい。

「aの2乗足すbの2乗はcの2乗」という直角三角形についての定理は、いわゆるピタゴラスの定理として知られているが、実際にはこの事実ははるか昔メソポタミアの石版にも書かれていたほどでピタゴラスが最初に見つけたものではないとされている。では何故「ピタゴラスの定理」なのか。分からない。多分「○○の定理」は最初に言ったもん勝ちというのがこの業界の原則のようである。

すべての数は整数の比で表される(すなわち有理数である)と信じていたのに、皮肉にも自らの冠定理であるこのピタゴラスの定理によって、2の平方根という有理数でない数があることに気づいてしまい、あわてたピタゴラスは自分の弟子たちにその事実を口外することを禁じたと言うかなり大人気ないエピソードが残っている。

数学者の中ではダントツの知名度がある。NHKの子供向け教育番組「ピタゴラスイッチ」がこの人の名をもじったものであることは言うまでもない。ちなみに直角三角形の3辺の長さとなりうる3つの整数は「ピタゴラス数」と呼ばれているが、ついつい授業で「ピタゴラ数」といってしまいたくなることがある。