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トリビアル

「ここの証明はトリビアルですから...」

大学初年度の数学の授業で先生が連発する摩訶不思議な言葉である。なんとなく語感が「トリビアン」に似ているため一瞬先生がルー大柴に見えるが、もちろん先生は感極まっているわけではない。トリビアルとは日本語で「些細なこと」「明白であること」の意味。今では「トリビアの泉」のおかげですっかり全国区の用語になった。へえー。

「トリビアル=明らか」という言葉は何かと悩ましい言葉である。どのレベルで話をしているかによって何が明らかで何が明らかではないかは変わるもので、大学の先生がトリビアルといっても生徒にとってはちっともトリビアルではなかったりする。もちろんそれを逆手にとってさっぱり分かってないことを「トリビアル」の一言で逃げるテクニックは昔からある。なおテストでやるとまず間違いなく見抜かれるのでくれぐれも多用しないように。