池田洋介日記帳
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2004年5月5日(水) ネット環境完了!
ようやく新居への引越しも終り、ネット環境が整いました。
これからはじゃんじゃん更新していこうと思います。
よろしく!
2004年5月10日(月) ひさびさの仕事
こんなタイトルを書くと普段ぜんぜん仕事をしていないみたいですが、、、、これはパフォーマーとしての仕事のことね。はるばる仙台の国営公園まで行ってまいりました。大道芸の仕事は12月以来だったのですが、今日はなぜか体の切れがよかった。3回すべてミスなし。ふ、落とす気がしないぜ(いささかうぬぼれ)。

それにしても今回はかなりの強行スケジュールでした。土曜日の21時に予備校の授業が終わり、22時に夜行バスに飛び乗って朝の6時に東京入り。そこから新幹線で仙台へ(朝の新幹線、さすがにがらがら。車両を1人で貸しきってる気分でした)。そこからさらにバスで1時間で目的地に到着。公園で3時までショーをした後、月曜日の早朝に大阪で講義があるため、そのまま仙台空港へ。飛行機で夜の9時に大阪に戻り、今は予備校のそばのホテルに宿泊中です。日本の狭さを肌で感じた一日となりました。

パフォーマンスをしている時間より、移動中の何もしないでボーっとしている時間のほうがよっぽど長かったのですが、何もしないでいる時間もそれなりに貴重なものなのだと感じました。普段は空き時間ができることがもったいない気がして、無理やりにでもやることを作って、一日を埋めようとしているのですが、何も考えないで景色を眺めたり、考え事をしているのも時間の無駄遣いではないのです。実はそんなときのほうがふとインスピレーションが沸いて新しいアイデアが生まれることが多いんですよね。

飛行機が着陸する直前、飛行機の窓から見えた大阪の夜景。月並みな言葉ですが、宝石箱をひっくり返したようというのはこのためにあるのだと感じさせるほど見事で思わず涙がでそうになりました。

スケジュールは多忙でしたが僕的にはたっぷり充電させてもらった一日でした。

2004年5月12日(水) ベストエフォート
ADSL回線業者やプロバイダーのパンフレットを読んでいると必ずといっていいほど「ベストエフォート型サービス」という言葉が出てきます。日本語に訳すと「精一杯やらしていただきます」サービス?

どういうことかというとADSLの回線速度で20Mだ40Mだと謳っていても実際は距離の関係なんかでその速度が実現されることはほとんどないわけです。なので広告にあるその速度はあくまですべてが最大限にうまくいったときの数値であって、すべてのユーザーにその数値を保証するものではありませんよ、というなんとなく上手く丸め込まれている感のある台詞をかっこいい英語で表現したものなのです。ほとんどの人にとっては「看板に偽りあり!」の誇大広告が「本サービスはベストエフォート型ですから。。」などといわれると、「そうかベストエフォート型なのか。なら、しゃあない!」となってしまうのは恐るべき英語の威力でしょうか。

まあ、良く考えたらベストエフォート型サービスというのは予備校業界にこそ当てはまる言葉ではないかと。パンフレットにも書いたらいいのに。

「京大、東大100%合格コース!(ただし本コースはベストエフォート型サービスとなっております。)」。

2004年5月16日(日) ローライズ
こないだかなり久しぶりにズボンを買いに行ったのですが、僕がズボンに関してこだわるポイントは全くないので、適当に2、3着選んで試着室に。で着てみると股下が短い。いや短いなんてもんじゃない。だって上からトランクス丸出しになってるし。。

店員を呼んで聞いてみると

「あ、それはいいんですよ。ローライズですから。」

ろーらいず??なんとなく目玉焼きのおいしい料理法かなにかかと思ってしまいましたが、良く聞くとそういうファッションらしいです。そういや昔テレビで女性アーティストがはいていたような。へそ出しどころかへその下まで出してしまいそうなやつね。

トランクスを丸出しにするのがなぜファッションなのかは最後まで分かりませんでしたが、なんかしきりに勧めてくるので思わず買ってしまいました。そのうちズボンの後ろからお尻の割れ目をみせるのがファッションになる日もやってくるのだろうなーなどと感慨にふけりつつ。
2004年5月18日(火) UFO
もうすでに話題が古いかもしれませんが、例のUFO騒動。あのニュースがマスコミを賑わせていたときにYahooの投票ページでこんなアンケートが実施されました。

「目撃されたUFO?あなたは本物だと思いますか?」

この質問に50%以上の人が「間違いなく本物のUFOである」と回答。これを見て思わず失笑してしまいました。

いや、別に宇宙人を信じるとか信じないとかそういう問題ではなく、それ以前にこの質問のナンセンスさに。UFOが宇宙人の乗り物だと思っている人は未だに多いのですがUFOの本来の意味は「未確認飛行物体」。スーパーの袋が空に舞い上がって飛んでいても、それを見た人が「あれはなんだ??」と思えばそれはりっぱなUFOなのです。謎の光の正体は"未だ確認されていない"のですから誰がどう考えても本物のUFO。この投票結果は質問者の意図に反して半分以上の人が言葉に関してきちんとした良識をもっていたことを示す結果となったわけです。

特に外来語や略語などというものは僕らはきちんとした理解なしになんとなく使っていることが多いのです。「インターネットをする」、「メールする」なんていう風に完全に本来の意味から離れ、いつの間にか特定の意味に使われ始めた言葉というものも多いですね。数学畑の人間としてはどうしても意味の明確でない言葉を使うのは居心地が悪いので、分からない言葉は必ず調べてから使うように心がけています。コンピューターなどの専門用語でもその本来の意味を知ることで理解が深まることも多いです。

例えば今VHSを抜く勢いを持っていると言われるDVD。これは「デジタルビデオディスク」の略語かと思いきやそうではないのですよ。何かと思った人は調べてみましょう。その意味を知ると「あ、なるほどな。」とこのメディアに関する理解が一つ深まりますよ。

2004年5月19日(水) 不便
梅田のヨドバシカメラには絶対に魔物が住んでいます。ちょっと覗くつもりで立ち寄ったが最後、2、3時間も暇でもない時間をつぶされ、帰りには買うつもりも無かったソフトやら周辺機器やらを持っていかされるのです。この間もふらりと立ち寄ったときにコードレスマウスというものに心を引き寄せられました。USBポートに受信機をつけておくだけで、マウスの動きが無線で伝わります。しかも使わないときは充電ができるという優れもの。6000円というマウスとしてはありえない価格であるにもかかわらず、思わずパッケージをつかんでいる自分がいるのでした。しかしここでちょっと待ったーー!とわずかに残る理性が叫びました。危ない、危ない、危うく魔法に引っかかるところでした。

冷静に考えて今まで机の上のマウスコードが邪魔に思ったことが一度でもあっただろうか?いや、ない。一度たりともない。邪魔に思うほうがよっぽど難しい。にもかかわらず「あの邪魔だった机の上のマウスコードが消える!!」なんてキャッチコピーを目にすると、すげー、欲しー!!となってしまう。やはりこれはヨドバシの魔物の仕業なのです。

あんなこともできる、こんなこともできるようになる、と世の中はどんどん便利になっているように思えますが、じゃあ昔はさぞかし不便な世の中だったかというとそんなことはないのです。なんとも不思議です。僕の大学1回生のときは誰一人携帯電話を持っていませんでしたが、だからといって待ち合わせができなくて困ったなんてことが頻繁に起こった記憶はありません。そこに不便という状態があるのでは決してなく、便利という状態のアンチテーゼとして不便が生み出されるのです。現代社会は今まで誰一人不便だなんて考えなかったところに次から次に無理やり不便を作り出しているのかもね。

今日もヨドバシカメラにはたくさんの不便が満ち溢れています。
2004年5月24日(月) 風邪
またいきなり風邪を引いてしまいました。
折角の4連休ずっと寝てました。うー、練習しようと思ったのに。

日ごろからむやみに体を酷使しているのか、定期的にオーバーヒートを起こす体質になってしまったようです。ちょうどいい具合に休みの時に風邪になるというのは良く出来たものかなと。まあ、風邪なんてのはパッと引いてパッと治すのが一番です。

休みの間に「木更津キャッツアイ」を見ておりました。クドカンの脚本、何気ない台詞が実にうまいね。「うざい」「むかつく」という廃頽的な否定語もこの人の手にかかるとここまでポップな感じになってしまうのがすごい。「池袋ウエストゲートパーク」でも思ったけど物事が雑然と進行しているようで、実に良く練られていて、細かい伏線がうねりをもって最後の盛り上がりにつながっていく。うーん、職人芸です。

コバケン(小林賢太郎)とクドカン(宮藤官九郎)。これからこの二人が日本の演劇界を引っ張っていくはずです。
2004年5月28日(金) さりげなく訂正
自分のメインバンクがいままでのところとは違った銀行になるので、Tukaステーションに電話料金の引き落とし先の変更に行きました。カウンターで用件を伝えようとしたのですが、どうしても「引き落とし」という言葉がでてこない。あれ?何落としだっけ?で、とっさにでてきた言葉が
「すいません、振り落とし先の変更をしたいのですが。」
「振込み」の反対だからきっと「振り落とし」という安易な連想になったのでしょうが、よく考えるとこれはかなり恥ずかしい。お金を振り落とす、なんかばちがあたりそうです。しかし対応した人変な顔一つせず笑顔ですかさず
「分かりました。引き落とし先の変更ですね。」
うーん、プロです。このさりげない訂正!"なんか変な言葉が聞こえた気がしましたがそれは私の気のせいで、もちろんお客様は引き落としとおっしゃったんですよね"という大人の心配りが素敵です。

ブタ汁だろうとトン汁だろうと、グーグルだろうとゴーグルだろうと、漸化式だろうと斬化式だろうと、石川だろうと石丸だろうと、言葉なんて伝わればいい、そのお姉さんは暖かい笑顔のなかで僕にそう訴えていました。また一つ人生で大切なことを教えてもらった町のホットステーションでした。
2004年5月30日(日) 少しの違いで、、
とあるトイレの壁に黒地に白の文字で注意書きが。
「トイレ内での喫煙はお控えください。炎を感じるとブザーがなります。」
しかし、よーく見ると誰かがマジックで文字の一部を消してます。読んでみると。
「トイレ内での喫煙はお控えください。炎を感じろとブザーがなります。」
トイレの中でおもわず爆笑。ちょっと壷にはまりました。

だってトイレの中でタバコ吸おうとしたらブザーがなるのんよ。炎を感じろと。これは、怖いです。掌にタバコを押し付けて「熱っつ!」とか言ってるくらいではブザーは止まりません。もっと感じないと。せめてお尻にタバコを押し付けるくらいしないと無理だろうね。

ほんの少しの違いで全体の意味もその背景までも全く違うものになってしまう。言葉って面白いね。

こないだとある人が車の渋滞に巻き込まれて約束の時間に遅れそうになったので、それを別の人に伝えようとしたのですが、

「事故による車の渋滞に巻き込まれて遅くなりそう。」

と言えばいいところを

「事故に巻き込まれて渋滞だから遅くなりそう。」

と言ってしまいました。聞いている人の顔がこわばりました。
確かに下の文章を耳で聞いたら全く違う意味になってしまいますね。

でもそれでも「遅くなりそう」って、、来る気なんかい!みたいなところが面白い風景を想像できて笑えます。
yosuke@juggling-donuts.org
 
 
 

Akiary v.0.42