池田洋介日記帳
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2002年3月5日(火) 金沢より
とってもお久しぶりの池田です。

ここ最近毎日朝7時に起きて2,3個の仕事を掛け持ちするような超ハードスケジュールで日記を書く余裕なんて全くなかったのです。ごめんなさい。

今週の月曜日から土曜日まで金沢工業大学の公務員講座がスタートして、現在金沢に出張中。仕事は朝の10時から16時までだから、その後は結構暇な時間が多くて、町をぶらぶらしたりして楽しんでいます。むしろ久々の休暇みたいな感じ。今日は駅から少し離れた片町という繁華街でインターネットカフェをようやく発見。やっと日記が書けます。

実を言うと僕はそれほど旅行が好きではなくて、こんな機会でもない限り一人旅なんかしないんだけど、たまにはこういうのもいいな。日常から切り離されたっていう不思議な感覚があるのです。別に特別なところにいったりしなくても、本を読んだりコンビニで買い物をすることさえ見知らぬ土地では新鮮な意味を持ってくるような気がしますね。

帰ったらまた忙しい日々が始まるから、今のうちにゆっくり充電しようっと。それではまた明日。
2002年3月6日(水) 入試問題
再び金沢のインターネットカフェから

ホテルで暇な時間を活用して、今年の京大、阪大の前期入試の問題を解いてみました。
ちなみに問題はこちらにあります。

これを解いた人は誰もが感じたと思うのですが、今年の京大の数学の問題

むちゃくちゃ簡単

これは京大にしては異様といっていいくらいの簡単さなのです。例年、京大の入試は腰をすえた思考力を求めるようなよい意味で「おもしろい問題」が多いのですが、今年の入試の問題はほとんど考えなくてもすぐに解き方の方針が見えてしまうような問題ばかり。第5問の微分の問題なんて京大が最も嫌っていた小手先の技術だけで解けてしまう設問なのです。

過去の京大数学入試のセンスのいい良問はひとつのブランドでもあると思っていただけに、ちょっと拍子抜けしました。
2002年3月7日(木) セクハラ講習
これは金沢に来る前の話なのですが、1週間ほど前に河合塾の講師研修会がありました。

13:00から始まって17:00に終るスケジュールだったのですが、なんとその中で1時間も「セクシャルハラスメントについての講習会」というスケジュールが取られていてビックリしました。

この予備校ではセクシャルハラスメントに関するガイドラインが、大手企業なみにしっかりと定められているのです。裏を返せば予備校という環境がいかにセクハラの土壌になりやすいかということかもしれません。教師はどうしても生徒に対して権力者となってしまうため、何気ない言葉や行動で知らず知らずのうちに加害者になるケースが多いそうです。女生徒を個室に呼び出して○×▽◆◎、、っていうのはもちろん問題外なのですが、例えば男子生徒を励ますつもりで「女なんかに負けてくやしくないのか!」といったらそれもセクハラと取られるかもしれないんだって。ちょっと過敏なんじゃないって思うけど、まあ今の世の中そんなささいな言動にも注意しなければならないのかもね。

さらに最近はとっても怖い世の中で、女生徒が無理やりセクハラになるような状況を作り出して(夏にあえて薄着をしてきて挑発する等)それを河合塾に報告して講師の評判を下げようとしたり、講師にストーカーのように付きまとったりするケースもあるとのこと。河合塾の人曰く

「最近の高校生は女生徒の方がよっぽど怖かったりしますから、特に若い先生は気をつけてください。」

そんなに脅されるとかえって不安だぞ。。。
誘惑に負けない強い人間になることを決意した26歳の春でした。
2002年3月8日(金) コミュニケーション
金沢工業大学の授業も今日で5日目。毎日3コマ、4時間半の授業は僕にとっても初めての経験で正直かなりきついです。でもつくづく、僕の授業を受けている生徒はきっと僕の何倍もしんどいだろうなと思うのです。

もちろん生徒に出来る限り興味を持続してもらえるような授業作りを心がけてはいるのですが、人間の集中力ってそんなに長く持つものではないのです。解説が中心の講義となると、せいぜい3時間が限界。だから3コマ目の授業はほとんどの学生の目が死んできているのがはっきりわかります。無理もないよね。僕だって大学時代1日3コマなんてほとんど受けたことがなかったもん。

突然ですが僕は"言葉"でのコミュニケーションはとっても苦手なのです。自分の考えをすぐに適切な言葉にすることができない。だから人と議論するということがなかなかできないのです。でもその分、その場の空気を察する能力というのは人よりあると思うのです。いわゆる行間を読むというか、今この人はこんなことを考えているんだろうなっていうのが結構わかってしまう。

だからなのか、授業をしていても生徒の集中度が痛いほど伝わってくるのです。何が違うっていうのは言葉ではいえないんだけど、生徒に背を向けて板書をしていても、今生徒の気持ちが離れつつあるという空気を感じてしまうのです。そういうときは正直つらいのです。本当にごめんなさいっていう気になります。生徒を4時間半集中させておくにはまだまだ僕は力不足です。

それでも毎日それほど人数も減らず、ちゃんと授業に出てくる生徒たちには本当に頭が下がる思いなのです。そんな気持ちにちゃんとこたえるためにもあと1日手を抜かず全力で頑張りたいと思います。
2002年3月9日(土) 帰ってきました
1週間ぶりに京都に帰ってきました。やっぱり家は落ち着くね。

金沢ではAPAホテルというところに1週間泊っていました。「私が社長です」というきっつい顔のおばちゃんがでかでかと広告に載っているホテルです。部屋には「APAの経営戦略」とかいう本が1冊ずつ置いてあります。ある意味いまはやりの「ジーオークループ」と似通ったところがあるような。。。

あたりまえだけどホテルってどんなに散らかして出かけても、帰ってきたらきちんと片付けられているのね。もちろん部屋ごとの担当者がちゃんと掃除をしてくれているんだけど、プロの仕事はつくづくすごいなっって感心してしまいます。

あー、僕の部屋もこんな風に誰かが掃除してくれたらいいのに、、、改めて自分の部屋の汚さをみて思いましたとさ。明日は引越しのための大掃除をします。
2002年3月10日(日) 結婚と恋愛論
昨日、高校の友達が家に来たので久しぶりに話していたら、
「今年結婚する」
って発表されてしまいました。いよいよ僕の同年代の周りでそういう話が増えてきたような気がする今日この頃。こういう話にはできるなら触れないでおきたいと思いつづけてきたのですが、どうもそうはいかない年頃に僕もかかりつつあるようです。

ぶっちゃけた話をすれば、僕は今のところ「結婚したい!」なんていう願望を全く持ち合わせておりません。僕にしてみればどうしてみんなそんなに慌てて結婚しようとするのか不思議でならないのです。

"好きだから"、"ずっと一緒にいたいから”だから結婚する。高校生ならいざ知らず、もうこの年齢になるとそんな単純なことではないのが分かるのです。断じて言えますが、もしその人への恋愛感情をいつまでも持ちつづけたいのなら、絶対に一緒に暮らすべきではないです。なぜならね、あるがままの自分をすべてさらけだして成立する恋愛なんてないって思うからです。

ただ純粋にその人のことを好きでいたい」そう思うだけならいくらでもあるがままの自分をさらけだすことはできるかもしれない。でももし「相手が自分のことを同じくらい好きでいて欲しい」って思ったら、人は絶対に

「嘘」をつくものなのです。

そうじゃないですか。僕は誰からも好きでいられたいと思う気持ちがかなり強い人です。だから人によっていろいろな自分を器用に演じわけたりしています。実は部屋に一人でいるときに顔を出す自分って言うのは、結構ダークな部分をいっぱい持っていたりします。そういうのは誰にも見せたくない自分なのです。

「恋愛」ならなおさらそう。少しずつ些細な嘘を積み重ねて「相手の好きな自分」を演じてしまうものじゃないですか。別に悲観的な意見を言っているのではなくて、それってむしろ当然のこと。言ってしまえばそれを楽しむのが恋愛というものでしょ。

でも四六時中自分を演じなければならないとしたらそれは苦痛以外の何物でもなくなる。結婚にまつわる多くの悲劇はおそらく「恋愛」という感情をそのまま「結婚」に持ち込もうとしたところから生まれているんですよね。
2002年3月13日(水) 確定申告
国民の納税の義務をきちんと果たしてきました。

我ながら結構稼いでいるかなとか思っていたのですが、去年の僕の年収を計算してみたら200万円足らず。(ちなみにここ3年、僕の年収は年々下がっているらしい)。うわー、よくこんなので1年間生活していけたなーと我ながら妙に感心。まあ、でも旅行とかもせず、普通に生活していくのなら逆にこれくらいで十分ということなのかも。

来年度からは仕事が割と定期的に入ってくるから収入は増える見込み。パフォーマンスもちょっと気合入れてがんばって、年収倍増化計画やってみようかな。
yosuke@juggling-donuts.org
 
 
 

Akiary v.0.42