池田洋介日記帳
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2001年7月4日(水) おっとっとっと夏だぜ
油断するとあっという間に下位になってしまう熾烈な日記レースです。

昔、僕の英語の先生が
England and Kyoto have the worst weather in the world
と言っていましたが、その言葉を地で感じる昨今の天候です。

この暑さの中でジャグリングするのはサウナの中で腹筋、背筋、腕立て各50回4セットやるのに匹敵するくらいのものがあります。今日も10時から12時というまだ涼しいはずの時間帯にも関わらず、外で練習していてちょっと頭が痛くなってきました。まあ、大道芸を志すもの暑さとかでへばっているわけにはいかないんだけど。2年前の天保山なんてもっとすごかったからね。三雲さんが「天保山灼熱地獄にようこそ!」って言ってるのを聞いてまさに言いえて妙と思った記憶があります。

しかしますます色が黒くなっていく、、、
2001年7月5日(木) Woman
最近気付いた事。ジョンレノンといいミスチルの桜井さんといい、僕が共感を覚えるアーティストはすべて男性であり、彼らに共通しているのは歌詞の中に垣間見える女性というものの捕らえ方にあるような気がしてきました。特にジョンレノンのWomanという曲に表現されている女性像が僕の中では決定的ですね。

Woman , I can hardly express
My mixed emotion at my thought-less-ness
After all I'm forever in your debt

村川さん曰く男は30くらいまでは精神年齢は実際の年齢より10歳下なんだって。ってことは僕の精神年齢は16歳?まあ、そういわれても何も言い返せないのだけどね。男っていつまで経っても子どもで、単純な生き物。うん、それは認めざる得ないよ。

別に僕はフェミニストでも何でもないのですが、感性、知性、その他あらゆる面で女性は男性より勝っている。それは間違いない事実だと思いますよ。考えてみれば同世代の人たちで今まで僕の生き方や考え方に影響を与えてきたのはすべて女性なのです。もちろん自分の中にある女性に対する下心や性欲を否定する事はしないのだけど、それを差し引いても女性のもつ感性、感受性に"尊敬"という言葉を僕はなんのためらいもなく使えるんだな。

男性はたくましくあれ、っていうのは僕は賛成。言うべき事を言い、やるべき事をやって、女性にちゃんと頼りにされることができずに何が男かと。でもその一方で女性の前でポロリと出てしまう自分の中の弱さや幼児性は素直に認めないとね。ジョンレノンも桜井さんもそんな弱さをときどきさらけ出しちゃう人なんだと思う。それが歌詞やメロディーの中ににじみ出てきた時たまらなく共感を覚えてしまうんです。

今でも僕の周りのたくさんの女性が僕に影響を与えてくれていることを、すごく誇らしく思う今日この頃です。
2001年7月7日(土) コピー
公共機関のポスターのコピーってだれが考えてるんだろ。やっぱ役所の人が頭をひねって考えているのかな。ちょっと前大阪交通局の痴漢撃退のポスターのコピーに

チカン、アカン

っていうのがあったのですが、一瞬これはマジなのだろうかとかなりの衝撃を受けました。もう少し考えろよと、、、。でこのポスターの衝撃が覚めやらぬ昨今、またしてもとんでもないものを発見してしまいました。今度は選挙管理委員会のポスターで

棄権はキケン!

もうこれには突っ込む言葉が見当たりません。絶対おやじの発想だな。これは。

でね、大阪だけかと思いきや、今日電車の中でもっと面白いのを見つけてしまった。なんと奈良の警察官募集のポスター。若い警察官が希望に燃えた目で遠くを見ている写真の上に大きな文字で

奈良でなら

いや、でもこれはちょっと面白かった。
2001年7月16日(月) 言葉
言葉ってとても不思議なものですね。
時にそれは人に力を与え、優しさをもたらすもの
でも同時にそれは人を傷つけ、憎しみを植え付けるもの

深夜何気なくNHKを見てたら詩人の谷川俊太郎さんがでていました。小学校の時から教科書に詩が載っているのを読んでたから名前は良く知っていたんだけれでも、顔を見るのは初めてで新鮮でした。しかも自分の詩を朗読してくれるんですね。それを聞いて真夜中に一人感動してしまいました。

人を揺り動かすパワーを持った美しい言葉を
僕は大切にしていきたいと思うんだよね。
2001年7月17日(火) 脱水症状
いやいや、お茶って悪くなるものなんですね。この間家でウーロン茶を沸かしたまま忘れて3日間ほど放置しておいたのを夜中に飲んだら、明け方にお腹をこわして一人もだえ苦しんでいました。

これは僕にとって始めての体験だったのですが下痢になると体の水分が失われて脱水症状を起こすのです。トイレから出て立って歩けない自分に気付いてかなり危険を感じてしまいました。やばい水分を取らなければ!でも皮肉な事に下痢の原因が家のお茶なのでまさか家のお茶を飲むわけにもいきません。大ピンチ!

幸いマンションの外に自動販売機があるのを思い出し、文字通り這いつくばるようにして階段を下り、お茶を買いにいきました。いや本当に死ぬかと思ったね。

夏はものが腐る季節です。みなさんも気を付けましょう。
2001年7月20日(金) 
今日、保育園の夏祭りに出演に行ってきました。対象は3歳から5歳くらいの園児たち。芸もそこそこうまくいって盛り上がりもまずまずでした。

無事お仕事終わりということで道具の後片付けをしていたわけです。そうすると突然部屋に女の子たちとその保護者らしい人が大勢入ってきて、突然親が子どもの服を脱がせ始めたわけです。もういたるところに上半身裸の女の子たち(4歳くらい)がいっぱい。いや、思わず目のやりどころに困ってしまいましたよ。

結局何が始まったかというと女の子たちは祭りのために浴衣に着替えさせられていたわけですね。そうならそうと先に言って欲しかった。あまりにことにビックリしてしまったではないか。ついドキドキしてしまった自分がちょっと悔しくもある純情ハートの池田洋介26歳でした。
2001年7月21日(土) 何かを感じた日
最初に言っておくけど、僕が好きなものについて語ると多分長くなるよ。そのつもりで。

掲示板にも書いたけど今日はいろんなことを感じた日だったな。谷川さんの詩集を読んで、ミスチルのライブを聞いて。いろんな言葉が、いろんな感情が、いろんな起伏を伴いながらどっと押し寄せてきたって感じです。うーん、よく分からんな。

まず、ミスチル。ますます好きになったよう。(以下絶賛モード突入)なんだろこのクオリティーの高さは。ライブであそこまで聞かせることができるアーティストって少ないと思うな。楽曲のよさ、歌詞のよさもさることながらミスチルの最大の魅力はやっぱり声のよさなんだね。最初に「I'll be」っていうアコースティックベースの曲(アルバムバージョン)をやってくれたんだけどそれを聞いて桜井さんって本当に歌がうまい!って思えた。どこがって言えないんだけど、心にじわって染み込んでくるようなやわらかさの中に時々はっとさせる鋭さを持っているの。それが心の奥をチクってさすんだな。笑った時にしわくちゃになる目も好きだし、高音を歌うときの表情も素敵。あー、多分僕が女だったら間違いなく惚れてるね。(やばい、やばい)

開演前リハーサルで聞こえてきた「花」とか、夕暮れ時にあわせて歌ってくれた「車の中でかくれてキスをしよう」とか、コンサートステージの真上に遠慮がちに赤く輝いていた空の星とか、いろんな景色が混ざり合ってすごくいい気持ちだったよ。貴重なチケットを僕に回してくれた竜ちゃん、ありがとう!大感謝です。

実は開場してから開演するまでの2時間、ずっと今日本屋で買ったばかりの谷川さんの詩集を読んでいたんですね。それも実は今日の1つのいい思い出。周囲の雑踏の中で自分だけが違う世界にいるような気分。この間京都駅で感じたのと同じ気分かも。

それで感じたのはこういうこと。

言葉が気持ちを深めることがあって、気持ちが言葉を深めることもあるんだけど、実はその間には誰にも埋める事ができないほど深い溝があるのです。それくらい本来言葉っていうのは何かを表現するのには不自由なものなのです。だからこそ人は言葉を韻にのせ、リズムにのせ、メロディーにのせるのです。人は詩を書きたくて詩を書くのではなく、曲を書きたくて曲を書くのではなく。その向こうにあるもっと大切な何かに届くように詩を書き、曲を書くのです。考えてみればすべての芸術ってそうやって生まれているのだね。ねえ、そうでしょ。

今日はそんな何かに触れた気がした日です。

後半、ちょっと酔って(一人で)ハイになっています。長々と失礼。それではこの辺で
2001年7月22日(日) 共感
爆笑オンエアバトルの放送を待っていたときにあの明石の事故のニュースを聞いて正直ぞっとしました。っていうのもその前日にJRに乗ってあの駅は通過していたし、何よりあの事故が起こったあの時間、僕はすぐ近くの甲子園球場のコンサートが終わって電車に乗っていた時間だったからです。

コンサートでは甲子園超満員の人が1つの駅に押しかけますのでああいう事故が起こる可能性は十分に考えられます。ですから当然コンサートが終わって退場するときに退場制限をしていました。昨日は大変ラッキーな事に一番最初に退場する事ができたので、信じられない事に全く並ぶことなく電車に乗れスムーズに帰ることができました。でも甲子園の狭い入り口から外に出るときここに全員が一斉に押しかけたら大変なことになるだろうなという恐怖をちょっと感じていました。それで家に帰ったらあの事故でしょ。全く他人事に思えませんでした。

それがどこにでも起こり得る惨事という点で僕にとってはあの池田小の事件よりも遥かに恐怖を感じた事件でした。

余談ですが、ちょうどこの事件報道の裏でやっていたお笑い番組(27時間TVで)でドミノ倒しの企画が中止されたのは、サッカーの試合の黙祷よりも僕にははるかに理解できることです。その企画の中止も事件のことはあえて明言せずにあくまで"笑い"の姿勢の中でさりげなく行なわれた事はなかなかやるなっていう感じでしたね(ウッチャン偉い)。
2001年7月23日(月) CM
最近僕にとってヒットしたCM2本。

ガッツ石松が出ているスカパーのやつ。病床にいる娘が「もう一度お父さんがリングに上がっているところを見たい!」って言うのをきいて、お父さん一念発起。見事リングで相手に打ち勝つのに、娘は別の映画を見て感動しているっていうオチ。

もう1つは豊悦がでている電話会社のコマーシャル。海外にいってしまう恋人と「電話してね。」「そっちこそ電話しろよ」って言い合っている別れの感動のシーン。これが最後の女の子の一言によって全然違う意味になってしまうオチがお見事。

2つのCMの優れている(と思う)ところはどちらもありがちな感動のドラマを扱っているようにみせながら、最後の最後の1コマ、1つの台詞がオチになり、今までの状況に全く違う意味を持たせてしまうという構成。思わずやられたと膝を叩いてしまう面白さがあります。こういうのって僕は大好きなんですね。

いわゆるどんでん返しのあるストーリーというやつなのですが、映画で言えば「ユージュアルサスペクツ」(「シックスセンス」はいまいちだな、、、)、本で言えばカーの「火刑法廷」とかが僕の思う秀作。どちらも単に"意外な結末"っていうんではなくて、まるで騙し絵のルビンの壷のように見方を変えることで物事が全く違う意味を持って示されるという巧妙さが見事なのです。

でもたった15秒のCMでそれを実現してしまうなんてすごいよね。
2001年7月27日(金) 収入印紙に関する考察
今日はちょっとばかり読み手に挑発的な文章です。

こう言ってしまってはなんですが、僕は日本の法律やら経済やらという複雑なシステムを全く理解していません。もう笑ってしまうくらい、そういうものと無縁の生活をしている(少なくともそう思っている)人間です。そんな僕が「収入印紙」とやらを買いにいく羽目になりました。もちろん僕は真っ先に思いました。

「収入印紙」って何?

まず1つずつ言葉を片付けていく事にしました。
「収入」
うん、これは分かる。毎月末に仕事場から振り込まれるお金のことです。時にそれは帽子の中に投げ入れられるお金で、別名「お気持ち」と呼ばれているものです。人が骨身を削り、(願わくば)不特定多数の誰かのために奉仕をした代償として受け取るものです。高度に近代化された社会システムの中でのみ価値をもつ情報と物質の間にある概念です。

よし次に行こう!
「印紙」
うーん、これは知らない言葉ですね。まず「紙」というからには、それは薄っぺらい長方形の形状をした物質であることは想像に難くありません。「印」は印刷、印字ということでしょう。それは無地の物質の上に色のついた液体を配置することにより、通念上意味を持つシンボル、あるいはより抽象化された概念を表現したものであり、無機質な物質に社会的、宗教的な意味や価値を加える恐らくただ1つの手段です。「印紙」とはそのような不思議な価値を与えられた「紙」なわけで、とりたてて大仰な説明をするまでもなくお札や新聞からテスト用紙、合格通知、コンテストの表彰状にいたるまで、街中のコンビニエンスストアくらい僕たちの周りにあふれているものです。しかし上の考察にもまして忘れてはならないのは、これは2進法によって置き換えられる情報でも、光と陰によって人間の目がおこす錯覚でもなく、手が実際にその感触を確かめる事が可能な物理学的「物質」であるということになるでしょう。

さて、それぞれの単語の考察が終わったところでこれをつなげるのですがこれが一番難しいところです。「収入」という概念と「印紙」という物質、相容れない2つの間を補完するものが必要になります。不幸な事にこの2つを結び付けるには僕の知識は乏しすぎます。なぜなら「収入」という概念は様々な形に具象化されるもので、この概念そのものが人工的なものである以上、その具象化のルールも人工的なものであるからです。複雑に体系化されたルールとは得てして難解なものであるはずであり、それを僕に理解しろというのは、家計簿をつけることすら億劫に思っている人に日経新聞を隅々まで読めと言っているようなものです。よって考察はあえなく断念。

はい、ここまでちゃんと読みきった皆さんのためにちゃんとオチを用意しました。もし飛ばしてここに来た人。ちゃんと始めから読みなさい。

で僕は期待に胸を膨らませて収入印紙を買いに行く事にしました。収入といえばやはりお金に関係あることだから銀行にいくべきです。到着。銀行で「収入印紙ください」と言いました。すると店員は苦笑を浮かべ

「すいません、郵便局に行ってください。」

と言いました。え?郵便局?いっそう分からなくなったぞ。一体収入印紙って何物?郵便局と言われた時点で少しイヤな予感がしていたのですが、実際に収入印紙を手にして僕は真っ先にこう思う羽目になりました。

これって、、


ただの切手じゃない?


結局僕に理解できたのはそれがまぎれもなく「印紙」であるということと、この社会にはまだまだ僕が理解していないこと事がたくさんあるということだけでした。
2001年7月29日(日) 心から祝福!
最近この日記はすでに"ジャグリング"日記でも何でもなくなっているのですが(っていうかそれは最初からか)、仮にもドーナツのページを借りて日記をつけている以上、いや、それ以上にジャグリングというものを志している人間である以上、この話題に全く触れないわけにはいられません。

松浦さん、IJAチャンピオンシップ決勝出場!!!

ついに、ついに日本からIJAチャンピオンシップの決勝に出場する人が出たということ、それもこのサークルから。改めて感動しています。数年前、このサークルがわずか数人で立ち上がった頃、そんなことを誰が想像できたでしょうか。というより半年前ですらそんなことは誰一人想像していなかったことです。

もちろんこれは密かに積み重ねていた松浦さんの努力の賜物であり、あのアイデアとそれを形にした実行力には感嘆するしかありません。正直あのアイデアを3月のドーナツライブのリハーサルで初めて見たとき、これは負けたと思いましたからね。僕が何より嬉しいのはジャグリングは技術だけでなくアイデアによってでも世界に通用させることができるのだということを見事に示してくれた事です。

この成果はドーナツとしても誇っていいことだと思います。この3年間ドーナツのメンバーがグループの中でいい意味の競争心をもち、切磋琢磨し合ってきたことは松浦さんの演技に少なからず影響を与えていると思うからです。そしてもちろん僕も松浦さんのこの成果に少なからず触発されつつあります。

すこし傲慢かもしれないけど今僕は自信を持って

ドーナツは日本最高峰のジャグリングサークルだ

と言いたい気分。そしてこれからもドーナツが日本のジャグリングシーンをリードしていこうよ!そして世界に向けてジャグリングという芸術の持つ新しい可能性を示していこうよ!

さあ、やるぞ!
2001年7月31日(火) ああ恐怖の無銭飲食
え、毎度おなじみ池田洋介ハプニング系日記です。

今日は夏期講習特別授業として河合塾の大阪南校に行ってきました。すこし驚いたのですが谷町八丁目駅の周辺のこの場所思いっきり歓楽街。通りには1角ごとにラブホテルが立ち並び、ゲームセンター、映画館、居酒屋と受験生に必要のないものは全て揃っているという素晴らしいロケーションです。これは後に起こる惨事の伏線ですからよく覚えておいてくださいね。

さて4時間のフェローの仕事も終わり、家路に着いたわけですが、帰り道に激安のラーメン屋さんを見つけました。なんとラーメンいっぱい180円、定食餃子とライスつきでも450円という安さです。ちょうどお腹もすいていたのでふらっと立ち寄る事にしました。はい、これが間違いの始まりでした。

すこし話はさかのぼりますが、実はこの日家を出て京阪四条の駅に着いた時、財布の中に1000円しかないことに気付いていました。これは片道の交通費ぎりぎりだったのですが、まあ大阪でお金を下ろせばいいやと思ってそのまま電車に乗って来てしまったのです。僕はこのときこのことをすっかり忘れていたのです。

どういうことか分かりますよね。つまりこのとき僕の手持ちのお金はほぼ0円。ラーメンを食いながら遅まきながら僕はこのことに気付いてしまったのです。やばいこれってひょっとして

無銭飲食?

はい、紛れもなくそうです。よく漫画でオヤジに怖い顔で睨まれて夜まで皿洗いを手伝わされるパターンになるあれです。もしこういう経験のない方がいれば是非やってみることをお勧めします。顔から血が引いていく音が聞こえますから。

でもね、ここは僕のこと。実はこんな経験は初めてでもありません。ですからちゃんと心得ています。こういうときは慌ててもしょうがありません。まず注文して出されてしまったものはしょうがありませんから

必ず最後まで食べきりましょう

途中で残そうと別に無銭飲食の事実は変わりませんから、こういうときは食べてしまわないと損です。そして次に店のオヤジにお金がないというのを切り出すのですが、いきなり「お金がないのですが」と言うのはご法度です。こういうときはまず世間話口調で

「すいません、この辺りに銀行ってありますか?」

と切り出しましょう。教えてもらったらそこで

「ちょっとお金が足りないんで下ろしてきていいですか?」

といいます。このとき荷物はオヤジの見えるところに置いていきます。こうすれば間違っても皿洗いを手伝わされる羽目にはなりません。

でもね、悲劇はここからなんです。序盤に言ったとおりここは歓楽街。皆さん覚えておきましょう。歓楽街には消費者金融は山ほどあっても

銀行はまずありません。

これはかなり焦りました。しかも時間は8時前。この時間にキャッシュディスペンサーが使える場所というのは皆無です。コンビニというコンビニを回ってお金が下ろせる銀行の場所を尋ねたのですが、誰も知らないのです。定員にかなりしつこく聞いているのを見かねたのか買い物に来ていたおじさんが親切にも教えてくれたのです。

「この辺りには銀行はないで。千日前の方に行けばあるかもしれないけど、かなり遠いで。」

ちなみにこのとき8時10分前。キャッシュディスペンサーはたいてい8時に閉まるので僕にもう選択の余地はありませんでした。とりあえず千日前の方に猛ダッシュ。いや、多分高橋尚子並に速かったと思うぞ。なんたってもしお金が下ろせなければ僕は無銭飲食になるだけでなく、京都にも帰れなくなるわけですから。

交差点を3つほど過ぎたところでようやく自動支払機のある銀行を発見。でもそれはあまり知らない「富士銀行」。ちなみに僕が持っているキャッシュカードは東京三菱銀行。もしこれが使えなかったらジエンドです。すがるような気持ちでカードを入れました。カードを認識する時間の長く感じたことといったら。結局ここで無事お金を下ろせて事なきを得たわけです。もう「富士銀行」様様!あんたは偉い。

いや、でももうこんな思いはこりごりです。過ぎ去ればいいネタですが。
yosuke@juggling-donuts.org
 
 
 

Akiary v.0.42